002_どうぶつポートレート
最終更新日:2023/9/29
撮影環境:2023/5/1 静岡県 伊豆シャボテン公園
※最後のまとめにもそれっぽい事を書いてますが、これははたして”肖像”なのか自信がありません…どうぶつポートレートという題材は面白味があるので、そのうちリベンジしたいです。
写真を初めて半年と少々、スナップばかりでポートレートは全然撮らない。
でも、動物園の写真が「どうぶつポートレート」なのだとしたら?
今回のレビュー題材は、GWに訪れた「伊豆シャボテン公園」での撮影。
では、いってみましょう。
カピパラさん
さてさて、神妙な面持ち、なんとも言えぬ格好のカピパラさん。
まずそもそも、この日は曇天で光が散乱している。
ライティング効果のようなものは、なかなか期待ができない。
この写真ではポーズを工夫した(別に指示したわけではないが)けど、もう少しボケを意識した方が良かったかも(身体や地面にもピントが行き過ぎてビジュアルウェイトが散漫の感あり)。
光の当たり具合がつまんない写真は…現像で頑張るべきなのでしょうか。
あともうちょっとローアングルの方が良かったかな。
ミーアキャットさん
それなら、ポートレート御用達の中望遠単焦点ならどうか。
こちらのミーアキャットさんの写真はストーリーも伝わってきて、ビジュアルウェイトもよろしい感じ(手が若干ぼけているのが距離感を意識させてくれる、これは上手くいった)。
全体に均等に光が当たっているので、少々つまらなく感じる。
ボケで頑張って演出しようとしたけど、もう一息の感があるよね。
うしさん
前景のフレームを活用して構図を整理し、中央に視点を誘導している。
心なしか笑顔のうしさんの表情が良いね。
いっそのこと、もう少し引いて左の人の所作が写ってても面白かったかも。
と思ったけど、それはスナップ的すぎるかな。
フェネック?さん
フェネック?なんですかね…
こうやって背景きちんとぼかせると、ちょっと神々しくなるよね。
格好よくて結構好きです。
手前にガラスがあるのもあってソフトフォーカスみたいになってる。
これを機材変えずにもっと良く撮るとしたら…?
身体があちこちぼけすぎてるから、もう少し絞ってもよかったかも。
とりさん
いい感じに光が当たっていたとりさん。ちょっと怖いかも。
完璧に正面を捉えられていないし、連射すればよかったかな。
あとピントが顔にぴったりあっていない感じがある。
とはいえ、こちらを向いていると、なんだか親近感が湧くね。
ねずみ?さん
これは…もうかわいいという感想しか出てこない笑
総評
写真って何かしらの見どころが必要なわけで、それは構図の作り方であったり光の具合だったりすると思うのだけれど、ポートレートは”肖像”なわけだから被写体の魅力をどれだけ引き出すか、にすべてがかかっている気がする。極論としては写真として良くても被写体の良さを引き出せてなかったら駄目というか。
そう考えると今回の写真は動物たちの魅力を引き出せたか?というと、自信がない。というのもポージングを指示したりできないから、本当に満足いくような写真を撮るためには相当時間をかけないといけないと思う。これは観察して、どういう姿が魅力なのかを見極める時間も含めて。特に今回は、この部分を極めた自覚がまったくなく、先程の自信のなさに繋がっている。
魅力ある写真を撮りたかったら、シャッター切って満足するのではなくて、時間をかけて被写体や周囲の環境と相対する必要がある、というのが一番の教訓かもしれない。ポートレートを今後も撮らないとしても、どんな写真撮るときでも意識するようにしたいね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?