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山中千尋トリオ大阪ライブ

2020年9月12日、ビルボードライブ大阪にて山中千尋トリオのライブが行われ、第一部に行ってきました。中止になってもやむなしと前日まで覚悟していただけに、開催されて本当に嬉しかったです。
今年2月のアポロシアター以来となるステージに立つ山中さんは、気負いもなく、さり気ないように見えました。しかしながら存在感は別格で、神々しいというより、降臨した音楽の神そのものと表現したほうが私にはしっくりくる気がしました。自粛期間はブランクではなく、さらなる深化、神化の期間であったように思いました。
ライブは、演奏できる歓喜が触発しあう、最初から最後まで"圧巻"の一言。山中さんはMCで指の皮がボロボロと言われ、橋本さんは翌日のTwitterでバッキバキの筋肉痛になったと言われるほど。そんな山中ワールドに引き込まれてのあっという間の1時間半でした。
今回の座席はステージを真横から見る位置だったので、終始山中さんの表情を見ることが出来ました。その中でも特に印象に残ったのは、エレピを弾く手を止めて、橋本さんのソロを見守っていた時の山中さんの眼差し。なにか学校の先生が生徒の成長を認めて、喜び、慈しむ眼差しのように見えました。本当は違うかもしれません、プロ同士ですから。「さぁどう出ますか?そう来ましたか?やりますね!」という眼差しだったかもしれません。なんにせよ信頼感に溢れていたことは間違いないと思います。そんなシーンも見れた良い席でした。
新譜ROSAからは3曲演奏されました。録音はカルテットですが、ライブではトリオならではの新しい世界を見せて下さいました。特に私の好きな "Someday Somewhere" は、CDには無い新しい"心に染みる世界"に連れて行かれ、胸が震えました。どうして人の心をこれほど揺さぶることが出来るのでしょう。本当に感動した1曲でした。

やっぱりライブは良いです!良かったです!アーティストと観客が同じ時間に同じ空間で感動を共有出来て!本当に貴重な1日となりました!山中さん、橋本さん、畠山さん、そしてスタッフの皆さん、観客の皆さん、関係あるすべての方々に感謝感謝です!現在山中さんのライブは那須高原と富山オーバードホールが予定されていますが、山中さんを待ってらっしゃる全国のファンの方々の為に、さらに公演が追加されていって欲しいです。そしてこれまでと同じように「普通に」ライブが開催される日が1日も早く訪れることを切に切に望っております。