芸人になった感想を書く

お疲れ様です。
アマチュア3ヶ月目、
ピン芸人のアイフォーンユーザーです。

熊本出身
好きなことはお笑い観劇
好きな食べ物はカボチャです。
好きな芸人さんは話す相手によって変えてます。
舞台に立って表現をしている人は全員尊敬しています。

2022年は、色々な理由があって、
お笑い芸人になりました。

おおよその経緯はこんな感じです。

①声優として活動

②街頭インタビューで顔バレ

③さまざまな意見が飛び交う

④お笑い芸人になる

これだけ押さえておけばだいたい話はわかると思います。

私は3ヶ月ほど前まで、顔を隠して活動していました。それは、その業界では「そういうもの」だったので。実際、学生の頃に始めたことだから、顔を出す勇気もなかったです。

ただ、時は流れて、令和になって。
TikTokとか、YouTuberとか、Instagramとか、インターネットは第二の社会になり、自分の顔というアイコンを掲げて活動をする人も、一般的になり始めました。

それでちょっと窮屈だったんです。
YouTubeとか、TikTokとか。
あと、お笑い芸人さん。
顔を出して活動するやつ。
私もやりたいって思ってました。

とはいえ、私は別に顔そのもののつくりが、めちゃくちゃ美しいということはないので。
(総合評価で可愛いと思ってますけど)
もはや顔を隠して生きてきた私にとって、顔を晒すということは、これまで作り上げてきたイメージをぶち壊すということでもあったので。
なかなか踏み出せませんでした。

そんな折、街頭インタビューを受けまして。
そこで「アイフォーンユーザー(27)」としてインタビューが放送されちゃいました。

それが思ったより、特定が早くて。
これは声優の「秋野かえで」ではないか、ということが囁かれまして。
囁かれてるうちは良かったんですけど、疑問は深掘りしたくなるのが人の常で。
なんか本当にいろんなことが特定されたり、見えるところに悪口が書かれたりと、割とまあまあ、人ってそうだよなって部分をたくさん見ました。

それで、もう、諦めて。
盛れてないブッサイクなスクショが「顔映像流出」なんてたいそうなタイトルと一緒に流れてPV稼がれるくらいなら、ちょっと盛れてる写真も見てくださいよということで。顔出しのアカウントを作って、盛れてる自撮りを掲載しました。

そしたらすごいのね。インターネットって。
ちょっとこの流れが面白かったのか滝沢ガレソさんにまとめていただいちゃいまして。
なんかすごいインフルエンサーという感じの方なんですけど。まあ伸びて伸びて。
フォロワーがギャンギャン増えて。

それで、前々からやりたかったお笑い芸人に、踏み込むことにしました。

本当のところ。
もう既に他の業界でいろんなことをしていて、それで話題に乗っかって突然お笑いやり始めるって、めちゃくちゃ感じ悪いなと思ってました。

でももうこれはしょうがない、私のやりたいことだから、もうこれは、やります、お笑いが好きだから。
それでネタ作ってゲレロンステージに出させていただいて。
私は本当にできるのかめちゃくちゃ不安だったんですけど、なんとかやりたいことを全部やって。それから、スマイルチャージさんとか、みんなのペチカさんとか、エントリー系のライブにいくつか出させてもらって。投票系のライブではそこそこいい成績をとらせてもらって。

でももう、それはさ、わかるんですよ。話題票というか。興味持って見にきてくれてる人がいるから、その母数で上がれてんだって。
もちろん、応援してくれている人たちの票を「組織票」という一言で片付けちゃうのはめちゃくちゃ嫌だったんですけど、でもこれは、じゃあ、誰もいなくて、わたし自身のネタの力だったら、絶対に戦えないなって思って。

それでも、私がやったことで、話したことで、笑ってもらえた時は、なんか、とても嬉しかったです。

確かに最初は、自己保身というか、対処療法というか、炎上商法というか。(はからずも韻が踏めましたが)
「なんか変わったことしないと終わる」という焦燥感から始めたんだと思います。

いや本当に。
人の悪意や剥き出しの感情に触れるのは、ややしんどかったです。それのほとんどが容姿に関わることで。
柔らかく言うと「体型がふくよかであることを指摘する内容」が主でした。
いやでも感想は自由だからな。
それをこちらが「やめろ」と言うことはできればしたくないんです。

だからといって🐷の絵文字をYouTubeのコメント欄に書いたお前、許してはいないからな。

というわけで、背中を押されたというか、逃げ込んだというか、やけのやんぱちというか、そんな感じでやり始めたお笑いなんですけど。

本当はずっとずっと、やりたかったことなんです。
2、3年前からフリーエントリー制のライブの演者ラインに登録して出られたらいいなぁって眺めてたくらい。

というか、そもそも小学生の頃のお楽しみ会でなぜかオリジナルの漫才をやってました。トリオで。「フルーツバスケット」っていう名前で。ネタも私が書いてました。それ芸歴に入れたら賞レースが完全に全部出られなくなります。

初めて劇場でお笑いを見た時
めちゃくちゃ笑った後泣いちゃったんですよね
私もあんなふうに人を笑わせたいのに
どうしてこんなに面白くないんだろうって

テレビのお笑いも大好きです。
でも劇場のお笑いって本当に、そこにいる、目に見える、目の前にいる人を笑わせる、楽しませるっていうことをしていて。
本当に芸人さんってそれがかっこいいんです。
私は結局インターネットで顔を隠してモゾモゾしてる気色の悪いナメクジでしかないんだなあと毎回痛感して泣いてたので。

だから、きっかけはどうあれ、こうして、お笑いを始められたことが、本当に本当に嬉しいんです。

それで、この前のR-1グランプリ。
一回戦合格しました。

お笑いが大好きだからこそ、賞レースの厳しさってわかるんですよ。応援してる芸人さんが一回戦で敗退したりとか、頑張ってて面白いのに認められないしんどさみたいなのは、絶対にあるので。
なのに、人生を芸人に賭けてるみたいな人たちじゃなくて、私のような、ただただ、お笑いが好きで、勢いだけで始めた人間の方が、優れてるわけないんですよ。

だけど通っちゃったもんは通っちゃったからさ。
でも、それはそれで本当に嬉しいんです。
私はお笑いが好きで、お笑いを始めて。
でも、卑怯かもしれない方法で注目を集めて。
それはそうするしか思いつかなくてやったことだけど、本当に頑張ってる人たちに失礼になるんじゃないかずっと怖くて。
だけどなんとなく、実際はわかんないけどさ、何のどこが良かったか。
でも、私がお笑いがすっごい好きだってことは、なんか、伝わったのかもと思ったら、それが、嬉しかったです。

始められて良かったなって。
今とても思ってます。
応援してくれた人、支えてくれた人、気にかけてくれた人。本当にありがとうございます。なので、失礼にならぬよう、精一杯、ネタやって、誰よりも楽しみます!

先日、初詣で芸事系の神社に行きまして。
願掛けをしたんですけど。
私はまだ自分がこれからどうしていきたいか分からないです。

芸人として売れたいのか、声優として売れたいのか。でもどっちでもいいんだろうな、私ができる表現で、誰かに楽しんでもらって、それで私も楽しかったら良いかなと。ついでにそれだけで生活していけたら最高だなと。いうことで。

「楽しく続けられますように」という非常に謙虚なお願いになってしまいました。多分神様はこういうお願い好きだと思うので叶えてくれるでしょう。

漫才とかコントもやりたいなぁと思ってるんですけど、基本はピンでやるつもりです。協調性がないから。

あとね、自分がピンネタを作るにあたって、こういうのがやりたい、みたいなのが明確にあって。
よくSMA(錦鯉さんとかハリウッドザコシショウさんとかがいるところ)の芸人さんのライブを見ることが多いんですけど。

SMA所属のワーキング西さんとか蘭丸さんみたいなピンコントです。世界観が面白くて、やや理屈っぽくて、ちょっと性格悪いやつ。

でもさほんとはアルパカのパカさんとか何言ってんすか竹下さんとか1円さんとかさ、明るくて元気なピンネタもちょっとやりたいんですよね、あれかっこいいなぁと思ってて。

漫才だったらASH&Dの十九人さんとか、浅井企画のおおぞらモードさんとか。世界観のある男女コンビに憧れています!!!

まあでも最終、だからその
バカリズムさんみたいになりたいです。
頑張ります。

2023年、私が楽しいと思い続ける限り、楽しくネタやりますので、頑張って見てください!

今後とも芸人としての「アイフォーンユーザー」をよろしくお願いします。

追伸
街頭インタビューの時は1歳サバを読んでしまいました。以後気をつけます。


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