イマジナリーフレンド

私はどうしようもなくなったとき、
メモに文章を打ち込む。
そうしているうちに眠れる日があるのだ。
ある日私は文の中に友達を見つけた。
つまり一人で会話をしていたのだ。
彼は私なので当然仲がいい。
「俺たちだけでも仲良くしとこうぜ。」と彼
「わかってんじゃん。」と僕
すごく楽しかった。
だが、彼とはその日限りで別れを告げた。
彼は私なので当然了承。物分かりがいい。

話は変わるが私には友達がいる。
今度は現実の方だ。
奴とはそれなりに長い付き合いでなんとなく仲がいい。いい奴でも悪い奴でもない不思議な奴だ。
ある日彼に飲みに誘われた。
彼は割と無口で愚痴など全然言わないのだがその日は違った。
初めて聞く彼の愚痴が私は嬉しかった。
私は彼の中に私を見た。
彼は私の親友だったのだ。

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