新型コロナウイルスの消毒について

このコンテンツにアクセスいただきありがとうございます。
作成者の金森雄三です。
今回は、「新型コロナウイルスの消毒」について基本的な情報をまとめました。

このコンテンツは、カミサンの知人から「新型コロナウイルスの消毒」について相談を受けたことがキッカケになりました。
消毒についてのご質問をいただいたのですが、恥ずかしながら自分は何も答えられませんでした。
そこで、少し時間をいただき勉強をしました。
実際にネットで調べてみると、いろいろな情報が飛び交っており、何を信用すればいいのかがわかりづらく感じました。
できるだけ信頼できるサイトを探し、情報をまとめました。
この内容が、少しでも皆さまのお役に立てば望外の幸せです。


①一番大切なこと 「手指消毒」
まず、コロナの消毒で最も重要なのは「手指消毒」であることを勉強しました。
コロナ感染を防ぐのに、「手指消毒」が最も重要であることは、神戸大学病院感染症内科の岩田健太郎先生の「手指消毒がコロナに一番効く理由」という「東洋経済online」の記事にわかりやすく書かれています。
https://toyokeizai.net/articles/-/347664

詳しくは、本文を参照いただきたいのですが、ごく簡単に要約すると、

コロナの接触感染を防ぐためには、感染者が触った部分をすべて消毒し、ウイルスを除去すればよいのですが、これは非常に難しいと考えられています。
人間はいろいろなモノを触るので、手で触れたすべてのモノを消毒するのは事実上不可能なのです。
そこで、「手指消毒」が重要になります。つまり、「ウイルスがどこにいるか分からない」のなら、「どこにでもウイルスがいる前提で考える」ほうに発想を変えることです。


②NITEの発表
次亜塩素酸水がコロナに効果がないという情報が広がりました。
この情報源は、NITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)となっています。
(ここは、工業製品などに関する技術上の評価や品質に関する情報の収集・提供などをその主たる業務としており、バイオテクノロジー、化学物質管理、適合性認定、製品安全などの分野に分かれています。)

NITEのサイト内の下記の記事が根拠となっているようです。
https://www.nite.go.jp/information/osirasefaq20200430.html

ただし、発表された内容は、次亜塩素酸水がコロナに効果がないとは書かれていません。
「次亜塩素酸水」の新型コロナウイルスに対する効果については、検証試験が継続中であり、まだ結論は出ていないとなっているのです。
細かいことですが、念のために。

このNITEのサイトには新型コロナウイルスへの効果が確認された界面活性剤が含まれている洗剤等の製品リストが公開されています。
https://www.nite.go.jp/information/osirasedetergentlist.html
※このリストは随時更新されます。最新版をご確認くださいね。
物品や家具などの消毒に役立つ資料だと思います。


③手洗いについて
厚生労働省には手洗いの方法をまとめたポスターがアップされています。
石鹸の使い方は詳しく書かれていますが、ここではCDCの手の洗い方を紹介します。
CDCとはアメリカ疾病予防管理センターのことであり、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタにあるアメリカ合衆国保健福祉省所管の感染症対策の総合研究所です。
情報元は、COVID19医療翻訳チーム(covid19-jpn.com) です。
このサイト(COVID19医療翻訳チーム COVID19-JPN.COM:コービッド19ジャパンドットコム)は、有志医療者が中心となり、主に医療従事者向けの情報提供サイトとして開設しました。

2020年2月29日にアップされた「CDC _手を洗うべきタイミングとその方法」
https://covid19-jpn.com/washinghand-cdc/

1. 濡らす :清潔な流水(水でもお湯でもOK)で手を濡らし、蛇口を止め、石鹸をとります。
2. 泡立てる:手の平と石鹸をこすり合わせて石鹸を泡立てます。手の甲、指の間、爪の間にも泡をつけます。
3. こする :少なくとも20秒間手をゴシゴシこすります。時間の目安は、「ハッピーバースデートゥーユー」を最初から終わりまで2回歌う長さです。
4. すすぐ :清潔な流水で手をよくすすぎます。
5. 乾燥  :清潔なタオルかエアータオルで手を乾燥させます。


④注意点
最後にアルコール消毒の注意点をひとつ紹介いたします。
手指消毒にエタノールを利用されている方も多いと思います。
消毒用エタノールは、消防法で定める危険物に該当します。揮発しやすいため、引火の危険がないようにお取り扱いに注意してください。
最近は、どこでも消毒が行えるように、持ち運びがしやすい携帯用の容器が売られています。
この容器を夏の車内に置きっぱなしにすると、社内の温度上昇に伴い、とても危険な状態になります。
車内はもちろん、火を取り扱うところでは細心の注意をお願いします。

以上、新型コロナウイルスの消毒についての情報でした。

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