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【タワースタンプラリー】五稜郭タワー

全日本タワー協議会(https://www.japantowers.jp/)が実施している「All-Japanタワーズスタンプラリー」の参加記録です。今回は2024年5月21日五稜郭タワーに訪れた様子をお伝えします。


スタンプラリーに参加した経緯

今まで千葉県内をうろちょろしていましたが、今回からラリーストとして長距離移動を伴う本格的なラリーが始まります。

そもそも、なぜ私たち夫婦がAll-Japanタワーズスタンプラリーに参加する事にしたかと言うと、北海道旅行をする予定があったからなのです。元々妻が観光タワーとスタンプラリーに興味があり、かねてからラリーしたいねという話は出ていました。北海道に行くならついでにタワーも……という感じです。

タワースタンプラリーは全国を4つのエリアに分けており、エリア内の全タワーを巡ると記念品が贈呈されます。そのため、ラリーの最初の目標はエリア内のタワーを制覇する事になるのですが、イーストエリアの五稜郭タワーとさっぽろテレビ塔だけ離れた場所にあるのです。だから北海道旅行をきっかけにスタンプラリーを始めるのは合理的な判断と言えるのです。
北海道に住んでいる人がスタンプラリーをしようとすると、道内の2ヶ所のタワー以外すべて飛行機での移動になるので辛いですね……

全日本タワー協議会 | スタンプラリーとは?
https://www.japantowers.jp/stamprally/

思ってたより険しい函館への道

松戸から函館に行く場合、以下のパターンが検討できます。

  1. 飛行機
    北総線あるいは常磐線を乗り継いで羽田へ。乗り物に乗っている時間は最も短い。成田~函館間の便は無いので、わざわざ羽田に行かなければいけない非効率さがある。あとLCCを選択できないので費用がかかる。

  2. 鉄道
    常磐線で上野、あるいは武蔵野線で大宮まで行き、東北・北海道新幹線で函館へ。大宮から新幹線に乗ると体感的な乗車時間は短い。事前予約による割引が無いのでお得感が小さい。新幹線が函館市街まで乗せてくれないので乗り換えが面倒。

  3. 自家用車
    常磐道と東北道で青森あるいは大間に向かい、フェリーで函館に上陸。時間がかかり運転が疲れる。複数人で旅行するなら費用は最も節約できそうだが、フェリーは人単位で課金されるので費用圧縮効果は考えてるほど高くない。

札幌に行くなら飛行機一択ですが、函館は北海道新幹線も検討したいところです。ドライブ好きならマイカーで北海道を駆けたい気持ちもあるでしょう。そんな中で私たちは「2.鉄道」を選択しました。私が43歳にもなってまだ東北新幹線に乗ったことが無いため、一度乗ってみたい気持ちがあったのと、JR東日本・JR北海道が5月連休明けの閑散期に合わせてキャンペーンを行っていたのに乗じてみました。

青函トンネル名物「三線軌条」

松戸を朝7時過ぎに出て、函館駅に着いたのは13時ちょっと前くらいでした。新幹線で流れゆく北関東や東北の風景を眺めるのは楽しかったのですが、朝だから車内でウトウト気持ちよくなる事が無く、ビールのモーニングショットは体力奪われる気がして飲まなかったりで、「新幹線らしい楽しみ」ができませんでした。函館市街で昼ご飯を食べてからゆっくり観光するなら羽田から飛行機で行くのが良いかもしれませんね。

もっと険しい五稜郭への道

函館入りした初日は湯の川温泉あたりをそぞろ歩き、夕方に函館山に登ってそのまま夜景を眺めました。その時点で五稜郭タワーの営業時間は過ぎていたので、タワーは翌日行くことにしてラッキーピエロのチャイニーズチキンを食べたのでした。

函館山展望台の標高が高いから五稜郭タワーが小さく見える

翌朝ホテルを出てそのまま五稜郭を目指しました。
前日に路面電車の24時間乗降自由のチケットを買っていたので、それを利用して五稜郭公園入口電停まで乗り、そこから徒歩で向かいました。五稜郭まで15分くらいかかり、結構遠いです。電停の名前をストレートに五稜郭公園と言い切らず、歯切れの悪い「入口」と付けているのには理由があったのです。5月も後半なのに気温が低く、冷たい風に吹かれながら目指す五稜郭タワーは歩けども歩けども到着しません。素直にタクシーに連れてってもらうか、函館駅から観光用のシャトルバスに乗るべきでした。

五稜郭公園入口交差点付近。5月の朝の函館は寒い。

五稜郭タワー | アクセス
https://www.goryokaku-tower.co.jp/access/

五稜郭タワーの各種情報・みどころ

五稜郭タワーは五稜郭タワー株式会社が運営する観光用のタワーです。五稜郭築造百年目を記念して1964年に開業しました。幾度におよぶリニューアルを経て、2006年から二代目となる現在の五稜郭タワー(新五稜郭タワー)になりました。

参照:五稜郭タワー | 会社概要
https://www.goryokaku-tower.co.jp/company/

基本情報

営業時間:9:00-18:00
※展望チケット販売終了時間は17:50
入場料金:1000円(中高生・小学生料金や各種割引あり)
https://www.goryokaku-tower.co.jp/price/

タワースタンプは券売所で係員の方に声をかければ案内してくれます。券売所の裏側に事務室があり、関係者口のようなドアを開けると来客対応用のカウンターがあり、そこでスタンプを出してくれます。
観光都市函館だけあって、タワースタンプラリー以外にもいくつかスタンプラリーが開催されているようで、城巡りやコナンくんのスタンプに案内される事がありました。タワースタンプラリーである事をしっかり伝える必要があります。

展望室

展望室は展望1階と展望2階の2フロアに分かれています。まずは地上階からエレベーターに乗って展望2階へ。目の前に広大な五稜郭が見えます。順路は時計回りで、五稜郭から順にトラピスチヌ修道院、函館空港、湯の川温泉街、太平洋、函館山、函館港、五稜郭駅の線路網と、360°すべての風景は飽きることがありません。

函館山をバックに記念撮影できます

元々五稜郭を上から見下ろすための施設ですので、史跡や城郭の詳細な展示も楽しいです。1つ下の階(展望1階)には土産物屋や記念コイン自販機もあり、観光地気分が盛り上がります。

地上階の各エリア

展望室からエレベーターで地上階に降りると、到着するのは地上2階です。レストランや喫茶店、ギャラリーがあり、落ち着ける場所です。ギャラリーは函館ゆかりの芸術家、植木蒼悦画伯の展示があり、活き活きとした河童をモチーフにした作品の数々を楽しめます。

さらに下に降りると地上1階で出口です。トイレ入口には巨大な木彫り熊がおり、行く手を阻みます(迫力があって意外と怖い)。

男女どちらにも睨みをきかせています
正直怖いです

すごいぞ五稜郭!楽しいぞ函館!

五稜郭タワーはあくまでも五稜郭を上からよく見られるようにする施設であり、ここのメインは五稜郭です。五稜郭の堅い堀と土塁の中に入ると、函館奉行所を中心とした庭園風の造りになっており、江戸時代の函館の風情を今に伝えています。タワーからもよく見えるということは、五稜郭からも五稜郭タワーの勇姿を見られるということです。下から見上げる五稜郭タワーも素敵ですよ。

五稜郭入口付近から見上げる五稜郭タワー。地元のライオンズクラブが寄贈した時計も観光地らしい雰囲気作りに一役買っています。

五稜郭の創建当時は箱館の町外れであったことから、いわゆる城下町のような雰囲気はありません。ただ、近代以後は街の中心が五稜郭の南側であったようで、丸井今井のような買い物スポットがあり繁華した雰囲気は味わえます。ラッキーピエロもありますので、観光拠点として五稜郭を中心に回るのは正解と言えるでしょう。みなさんも北海道に来たら是非五稜郭タワーに行ってみてくださいね。

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