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そのサングラスでは防げないかもしれません

沖縄の太陽は、本土とは比べ物にならないほど強い、です! と、注意を促したのですが「大丈夫、紫外線カットのサングラスしてるから」とおっしゃっていたA夫さん。

1週間後、眼を真っ赤にして来店されました。いわゆる眼の火傷です。

紫外線カットのサングラスをかけてるからと安心してはダメ。太陽光とは電磁波なんです! 紫外線をカットしただけでは防げません。

紫外線の波長は10~400ナノメートルです。サングラスで紫外線カットと表示されている場合、だいたい~380、または~400となっています。

太陽から届く電磁波の波長は、長い順に並べると電波(テレビ、ラジオ波)、マイクロ波(電子レンジ)、赤外線、可視光、紫外線、エックス線(レントゲン)、ガンマ線(放射線)と呼ばれています。

紫外線より波長が長い可視光は約380~780ナノメートル。私たちが色を識別できるのは可視光のおかげ。なかでも380~530ナノメートルの紫から青色の波長が「ブルーライト(青色光)」と呼ばれています。

実は、紫外線と同じぐらい用心してほしい可視光のなかにHEV、すなわち「High Energy Visible light」(高エネルギー可視光線)があるんです。

HEVは、紫外線とブルーライトの境目あたりに位置しています。「高エネルギー」すなわち、とても強い紫の光です。強いために、眼の奥にまで届いてしまうんです。

400~420ナノメートルのHEVは、通常のUVカットサングラスでは防げません。光のエネルギーは網膜まで到達してしまうんです。

すると目の中で活性酸素が過剰発生して、酸化ストレスを引き起こします。しかも黄斑部のルティンを壊してしまうので様々な眼疾患を引き起こす要因になるとされています。

ビッグメガネが通常使用のメガネレンズにもHEVカットを推薦しているのはそのためです。

HEVカットのレンズをお勧めします

さらに言えば、可視光より長い波長の赤外線にも気を付けていただきたい点がありますよ。長~い波長ゆえに、肌の深部に到達できるんです。

赤外線は紫外線の5倍もの量が地球に降り注いでいるそうです。白内障の原因になるともいわれています。

私たちは赤外線を感じながら生活しています。太陽の暖かさ、あるいは暑さ?  それ、赤外線ですよ。無害、というか医療分野でも使われています。最近では赤外線で癌をやっつける治療法もあるそうです。

同時に赤外線は、皮膚の奥の筋肉にまで作用するため、シワやタルミの原因になるとのこと。つまり、肌老化というやつは、イコール光老化なんですね。

電磁波という太陽からの贈り物が、私たち地球の生物を生かしてくれるのですが、人によっては毒となりえます。

太陽と賢く付き合いたいですね

紫外線カットとともに、HEVや近赤外線をしっかりカットできれば、私たちは肌老化、光老化の影響を最小限に抑えて、若々しい人生を送ることができるのではないでしょうか。

ご愛用のサングラスのレンズ、気になる方はお持ちください。いつでも無料チェックいたします。