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「#前に向かって」京都府警さんと京都精華大学さんとのコラボの顛末

こんにちは、彌榮自動車note編集部です。

今回は弊社Twitter、Facebook、公式ホームページで取り上げた「京都府警察本部と京都精華大学さんとの異色のコラボ企画」、その顛末について担当者(以下:担当)からみなさんにお話しできればと思います。

まずそもそも、このコラボ企画について知りたい方はこちらのツイートをご覧ください。

出発式のツイートをみて、担当もつくづく思う「不思議な組み合わせ」。どうして今回こうなったのか、みなさまにお話しさせていただくとともに「前を向く」ことの大切さについてもお話しできればと思います。

いちばん最初のきっかけは京都タクシー業務センターさんからの電話。

「担当さん、さっき京都府警さんから電話があって、性犯罪予防啓発のための広報をしたいみたいで、ヤサカさんは京都でいちばん大きいし、担当さんなら何とかしてもらえるだろうから、担当さんの名前と連絡先伝えておきました、よろしくですー」と。

まぁ、むちゃぶりです。ただ...単純な担当は思った「ちゃんとしてくれるだろうと思ってくれていることはありがたいなぁー」と、そして「すぐにかかってくることもないかもしれないし」とも思ってました。

が、そうは問屋が卸しませんでした。数日後「担当さん、京都府警さんから電話がありましたけど。電話ほしいって」と連絡が入りました。いぶかしがる同僚を片目に電話をかけると「京都府警で行う性犯罪予防啓発のための広報に協力してください! 近々伺いたいです!」とのことで来社されることに。

そこで伝えられたことは「これまで性犯罪予防啓発のために防犯教室などをしてきたのですが、コロナ禍でなかなか動けず何とかしたい、そのなかでタクシー車内でパンフレットを使った予防啓発をさせてほしい」ということでした。片手にはヤサカタクシー車内で配布しているパンフレットを手に「こういうことをしたいんですっ!」訴えてくる京都府警さん。そこまで言われると担当も断れません、ということで承諾することに。

詳細を伺うと、京都府警さんのみならず、パンフレットをデザインする予定の京都精華大学さんも授業形式が変わって大変な思いをされていることを知りました。そこまで話を聞いた担当は思いました「このコラボをきっかけに『前を向いている』ということと『会社が生きている』ということを社内外に伝えられないか」ということを。

そのきっかけはコロナ禍が始まった3月に遡ります。担当の部署で「全国の同業者に先駆けてWeb面接システム導入するというリリース」を発表した時、コロナ禍とは関係なく導入する予定だったこのシステムに、コロナ禍での新たな動きとして取り上げていただいたことです。

その際意外なところに反響がありました。それが(社内の)従業員、特にドライバーさん達です。日頃やりとりする方をはじめ、やりとりの少ない方まで「担当さん! あんたテレビに出てたな! 会社はホンマに頑張ってんねんや思たわ、ありがとう!」と声をかけてくれたのです。本当に大変な思いをされているのは現場で、「エッセンシャルワーカー」として頑張っているドライバーさんのはずなのに... その言葉に救われたのは言うまでもありません。「良い意味で『前を向く』ことの大切さ」を沢山のドライバーさんに教えていただきました。

ということで、気が付いたときには、京都府警さんに「リリース出して『セレモニー』しませんか?」という提案をしていました。最初は「うぅーん」とおっしゃってた京都府警さんも「やりましょ!」ということになり、数か月間で準備が進み「彌榮自動車と京都府警そして京都精華大学の共同リリース」の発行と「3者による出発式」という異例のコラボが決まりました。

ところがそこから担当の「胃のきりきりする」毎日が始まります。

それが... 当日どれだけのギャラリーが来てもらえるかということ、そしてどれだけの取材が来ていただけるかということです。だって...「みんなで集まってやっているのに『だぁーれも見てくれない』」なんて...。

こんなシュールな光景、想像するだけで悪寒が走ります。

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そこに追い打ちをかける出来事が起こります。それは出発式2週間前、京都府警本部での打ち合わせで京都府警さんの「担当さん! こっちは『みやこ』行かせますっ!」という一言。

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このお方ですよ。人間だけならまだしも、ゆるキャラまで繰り出すって言うんです、ほんとにこれで誰も来なかったら... プレッシャー半端ない話です。

そんなか社内告知とプレスリリースを出し、迎えた当日。

当日まで「どれくらい来ていただけるか」わからず、唯一の望みは京都府警さんからの報道発表にある「取材希望メディアは開始10分前にお越しください」という一言、それを信じるしかありません。「冗談抜きで誰も来なかったら、みやこちゃんに府警本部まで連れて行かれ詰問される」というプレッシャーを京都府警さんからかけられながら開催1時間前を迎えました。

が、さすが京都府警さんです! 30分前には多くのメディアの方が会社へ!

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そして始まった出発式。

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司会を務めた担当、これだけ多くのメディア関係のみなさまを前にしゃべることが初めてで、内心てんぱりながら進んでいきます。

そして「どない顔をして受け取ったらええか(笑)?」と事前にプレッシャーいただきつつ、とても真剣な表情でパンフレットを受け取っていただいた粂田副社長。

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とあっという間に終了し、無事パンフレットを積んだ小田社員と木村社員は出発をしていきました。

と無事終了と思いきや...担当へ報道関係のみなさまから「お二人の取材タイムはなかったんですか...⁉」と。

はい、やらかしました...(;´・ω・) ということで慌てて戻ってもらうことに。

するとそれを待っていたかのように各社さんからの取材を沢山していただきました。

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テレビの取材を受ける小田社員と木村社員

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新聞社の取材を受ける木村社員

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新聞社の取材を受ける京都精華大学の加藤さんと鴨川さん

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取材の間 手持無沙汰になった「ポリスみやこ」

そして大まか取材が終わり、いよいよ解散しましょうかとなった時、弊社社員が「みんなで写真撮ったらー?」と一言。

ということでみんなで並んだ写真がこちら。

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改めて担当は思った「この組み合わせで写真に写るなんて不思議」だと。するとある上司が「(担当が)一緒にいろいろなことを乗り切ったからこうして写真が撮れたねぇー」と声をかけてくれました。

今回の「世にも不思議なコラボ」、普通に考えたらみんなそれぞれ思いがあるし、最優先事項はありますが、コロナ禍でみんなが大変なこういう時だからこそ、組織の垣根を越えて「一緒に前を向いていくこと」の大切さを教えていただいた気がします。

改めて今回このようなコラボ企画を進めていくにあたり、たくさんのやり取りとさせていただいた京都府警さん、京都精華大学さん、そしてお越しいただいた多くの報道関係のみなさま、そして当日円滑な運営にご協力いただいた社内各部署のみなさまに感謝申しあげます。本当にありがとうございました!

ということで長くなりましたが、今回のお話はここで終了いたします。次はもう少しライトなお話をとは思っていますが...(;´・ω・) お付き合いいただきありがとうございました。

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