まわる振動




土の話です。




有機物と無機物でできた
塊から
土は生まれます。



その塊は
周りの多くを惹きつけていきます。




ゆるく、丸く



たくさんの要素とその塊が

結びついてできたものが


私たちの見ている、一粒の土です。




始まりの塊は、


すごく繊細な顕微鏡でしか確認できませんが



その塊がなければ

土が土にならない



大切な塊です。




有機物と無機物

一緒にいても一つにはならず

振動しながら繋がりあっていて



そこで起こる振動は

有機物だけでは発生しない

無機物だけでも発生しない

特別な

土の振動なのではないかと思います。



私たちも同じように

有機物も無機物も必要な体を持っています。


創世記や中国神話では

人間は土から作られて



土のつくる空気を吸って

土から育つ作物を食べて

作物を食べる動物を食べて



たとえ土に全く触れない生活をしていても



土と人間はずっと隣にいるような気がします。

土は人間なのかもしれません。



土と人間が同じ振動なら


たまには土や自然に触れたい、
好きな人に触れたい、と思うのは


その振動に触れたい

ということなのでしょうか。






土の振動で作物が育ち


その作物が収穫されず、
土の中で残渣となっても


土の振動の一部となって
次の作物が育つ。


もちろん土の持つ栄養も重要なのですが。




こんな土の振動循環を妄想しながら
自然をみてみるのも面白いです。





#ミクロ団粒
#有機無機複合体

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