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二人の背中

2022年秋から、実家のハウスを手伝うようになりました。

平日は子供の習い事の送迎やら
家事や育児やらをやりくりしながら
毎週末実家に行く時間をねん出しています。


通い始めた当初は
「本当に農作業する時間が作れるのだろうか」
「体力が持つのだろうか」
「そもそも続けられるのだろうか」
挙げればきりがない不安はあったけど、
「やりながら考えよう!」と腹を括りました。
私の場合、こうやって新しいリズムが出来上がっていくのかもしれません。
長く続けられるように、自分のコンディションをいつも気にかける余裕を持っていたいものです。

さて、2023年になり年始から2つのハウスの手伝いに入っています。

まずはトマトのハウス。
こちらは弟がメインで作業しています。
作業前に手順を話してくれて、やり方も見せてくれます。
「わからなければわかるまで」
初心者の私には、何とも有難い存在です。

今日は根元の葉かきをしました。
体を屈めておこなうきつい作業です。
それを軽減するために、
ウチはこんなアイテムを使っていました。

▲ちび台車と黄色いコンテナ

このちび台車に腰を下ろして葉かきをおこない、
取った葉をコンテナにどんどん入れて行くというもの。
横へ横へと台車とコンテナをスライドさせるだけで、座ったまま作業ができます。
立ったり座ったり大きな動作をしなくて済むので、体がかなり楽になります。

そしてこういう場面に出くわすときまって、「農業は地味な作業が積み重なって大変なんだよなぁ」と思うのです。


▲葉かき作業のビフォーアフターです。
左:作業後   右:作業前 
風通しが良くなり、光が届いています!


もう一つは、キュウリのハウス。
こちらは父がメインで作業しています。
師匠と弟子さながら、私はひたすら父の言う通りに動くのみです(笑)。
父の頭の中には作業計画があるのでしょうが、
手伝いの私に語られることはありません。

今日は灌水用のホースを敷いた後、水が出るかの確認作業までやりました。
「(ホースを)引っ張ってくれ」と、父のGOが出る瞬間を見逃さないように。
ホースを引っ張るだけですが、阿吽の呼吸が必要でした。

▲ひとつひとつの穴から水が出ているか、確認して回りました。


オレ流を貫く父と、折り合いをつけてくれる弟。
家族でもあり、師匠でもある二人。

私はそのどちらの背中も追いかけて行こうと思います。

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