LCK観戦メモ Match31-40 | 2023 LCK Spring Split

記事投稿の間隔など頓着せず、気楽にやっていきましょう。

Week4が終わりましたね。
前回の記事でボットレーンのパワーバランスについてウンウン唸ってたんですけど、よくよく考えたらパッチ13.1で行われる最後の週だったということで、とんだ無駄骨でした。
今回は新たに適用されたパッチ13.1bがメタに及ぼした影響について軽く所感など書き留めておきたいと思います。

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Week4にて行われた試合
(画像はLCK公式Twitterより)

パッチ13.1bになって

改めて。
今季LCKもWeek4を迎え、試合に用いられるパッチが13.1bに変更された。
競技シーンを考える上で肝になってくるのは、やはり
・Yuumiの爆ナーフと、
・マークスマン用アイテムのバフ、そして
・ファイター用アイテムの変更
この3点か。
それぞれの調整内容について書き添えていく。

Yuumiのナーフ

ほぼ去勢である。
火力面においては、AA射程が75も短くなり、加えて基礎ADが下げられた。
耐久面に関しても基礎ヘルスと自動回復の量、それからパッシブのシールドが数値を下げられ、おまけにEによる移動速度もちょっと下げられている。

「Yuumiって実は序盤のダメージトレードでかなり硬いよね」
というのは、かねてより各所にて騒がれていたトピックだが、本パッチでは正にその部分(プロシーンのレーン戦序盤でも非常に重視されていた部分である)が、とことんパワーダウンされた格好。
今後しばらくはサモリフからバイバイだニャン……と思っていたんですが、まあまあ負けられない試合で採用した謎の動物愛護団体が居たようですね。

その試合はKT Aimingがドレイブンじるしの貯金箱を壊し、そのままネクサスまで破壊した
猫ちゃんの存在感は……無かった
Match38 Gen.G vs KTのGame2より)

マークスマン用アイテムの変更

エッセンスリーバーが火力・コストのピュアなバフを受け、
インフィニティ・エッジとナボリ・クイックブレードのパッシブ発動条件が緩和された。
また、(ルシアンを除く)各ADCチャンピオンがマナ関連の基礎ステータスを一括でバフされた。
これによってボットレーンにも多様性が生まれ……るわけがなかった。
Week4のZeri/Lulu対Lucian/Nami率、体感7割くらいでしたけど。

実際、各チームとしても「変更入ったけど結局力関係どうなってんの?」といろいろ試してる部分はありそう。
Zeriにとっては、2コア目をナボリに取ってパワースパイクを早める選択肢が生まれたし、Lucianは(Namiともども)マナ面のナーフを食らってもなお、レーン戦で有利を築くことができるのかというのは、もっと根本的な調整が来るまでは都度確かめたくなるテーマではある。

Week4を通して観た限りでは、Lucianが序盤辛そうにしているシーンがやや多くなった印象。対してZeriは起爆するチャンスが増えたかな。ここはJGのカバー能力によるところも大きいが。
とは言えLucianも上手いチームが使うとパワーを感じる。
まだ指せる……けど、ボットレーンの力量差が無いとちょっと持ちづらい、みたいなポジション。個人的には。

ファイター用アイテムの変更
オムニヴァンプとかいう謎のステータスがライフスティールに置き換えられてゆき、なんか分かんないけどスキルヘイストもどっか飛んでいった。
ファイター用アイテム最後の希望、ブラッククリーバーくん唯一人を残して……
で、黒斧くんは賄賂なんぼ積んだん?w

JGの中では、ViとWukongがブラッククリーバーを強く買えるようになったため、少し地位を上げたか。
Maokai/Sejuani(そしてElise)のバンを済ませてから、「お互いLv6目指しましょうね~いや私はハードキャンプしますよ~いやお前はキャンプしないでくださいね~」といったやり取りの行われる試合が多くなってきた。両名が活躍する試合もまま観られる。

トップレーンでは相対的に出しやすくなったのか、(特に中堅~下位チーム同士のマッチアップで)Sionのピックが試されるようになった。
KTは元々タンクの得意なKiinにSionを使わせることで勝利を重ね、はっきりと調子を上げている。
マークスマン用アイテムの変更によって、2コアパワースパイクをボットが目指せるようになった(ボット比重の試合が増えた)影響で、トップレーンが陸の孤島と化しがちであることが一因。
SionはRでのレーン復帰・ガンク回避性能があるので、多少対面がキツくてもなんとかなっちゃうチャンピオンとして知られている。
レーンは違えどJhinに対して後出しできたり、相手をYoneに誘導できたり、効果の幅広いピックなので、ドラフトを観る際にも常に頭の隅に置いておきたい。


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