0.5から始めるインディーゲーム開発 初作④

こんにちはYasaです。

今日もウディタを使ったゲーム制作の進捗などなど記していきます。


①進捗紹介

まずはパッと見てわかる制作の量

これだけの数のマップを作成しました。
そしてどのマップにも

繰り返しになりますが、『ドット絵世界』様の素材を使わせていただき、作成しています。

イベントやキャラクターの配置もしました。
それにより



・マップ移動という概念
・話しかけると会話が発生する
・家に帰ると食事イベントが発生する

など、物語が進行していく流れをここまで作ることができました。
ストーリーを考える事が今のところ苦ではないので、すらすらと会話の内容や物語の展開を書く事ができるのですが・・・

こちらは女子達がバレーボールをしている様子です。
伝わるかな?

このように、ひとつの風景の中で
イベントを細かく設定して組み合わせる事でキャラを動かすという一つのイベントを作り、それを何キャラ分も作ることで
バレーボールをしている人達』という表現を作る工程が必要な場合
時間はかなりかかります。
動作確認も都度必要ですからね・・
キャラだけでなく、キャラの動きに合わせてボールも動くように組んでいるのでボールどこいくねん!という事も多々ありました。

②進捗するにあたって使用した技術(ウディタ)

改めてご紹介するようなたいそうな技術ではありませんが・・・

まずはマップの規模や設定を決めます

マップを作る時の画面です。
いじるのは基本的に
・マップサイズ(横の数字分のマスと縦の数字分のマスが展開され、それがマップの広さに)
・タイルセット
・登録名
・再生するBGM
・再生するBGS(BGMの裏で鳴ってる雨の音とかの事)
・遠景設定
になります

細かい説明は本件とずれるので別の機会に!

そしてできたマップに

マップチップの素材を使って組み合わせる事でお絵描き感覚でマップを作り

マップをダブルクリックすると、マウスカーソルがある位置に
イベントが設置され、このようなウィンドウが表示されます
これを少しいじると・・

このように「決定キーで話しかけ」たら「文章に設定したセリフをしゃべる」キャラを

ここに配置することができました
ですがこれだけでは面白くないので・・・

このキャラに話しかけると、隣にもう一人キャラが現れる
というのを作ります

先ほどの設定画面で・・

変数と呼ばれる仕組みを使ってみます
ここで、自分が理解している変数の仕組みを少しだけお話しします

変数とは


たとえば1個から100でも200でも、好きな数だけ変数のルールを組むことができます。
そして、例えば34番目の変数に
この数字が0の時は宝箱は無いけど、1になったら宝箱が出現する
といった好きなルールを設定することができます。

ここまでをまとめると
数字が0の時は宝箱がないけど、1になったら宝箱が出現するルール
好きな番号の変数に設定する事ができる
つまりここでは
34番目のルールの中身は、数字が0の時は宝箱がないけど1になったら宝箱が出現する。
というものであり、この34番目のルールを好きに操作できる数字の事を変数とよぶ、と思っています。


では実践してみます

こんなキャラを作りました。
少し下の、「起動条件」にある「V52.テスト用が1と同じ」というのが鍵になります。
これは
V52という変数が、何らかの行動で1になれば、このキャラがマップに発生することになります。
では次に、何らかの行動で1にする、という要素を引っ張り出します。
先ほど出した

この男の子に話しかけると、セリフが発生するだけでなく
V52という変数(変数名は『テスト用』)が1になるようにも設定しました。
この二つが作られたことによって

マップが作られ、作成した男の子がそこにおり
主人公がスタート地点にいる状態が・・・

話しかけると、文章が現れました。
ここでちょっと修正

こうすることで


目の前の男の子が喋っているというのが伝わりやすくなりました。
さらに、このセリフの後に、V52の変数が1になるという処理が組まれているはずでしたね

無事に湧いてきました
話しかけられるのでしょうか?

話しかける事もできました!

このように
マップの規模や設定をつくり、マップチップでマップの様子を描き
イベント作成機能を使って、キャラ等のアクションを作成
そのアクションの中身に変数を用いる事で、会話を成立させたり、会話をした後にどこかにいけるようになったり、という設定を組み込み、物語に沿って作っていくと
ストーリーを進めるゲームというものが少しずつ出来上がっていきました。

本当に大したことはしていませんが、これを0から学んで理解して一つのゲームを作るのに5か月かかりました。

しかし世に出ているゲームは、ウディタではなくUnityやツクールなど色々なソフトが使われていたり、ドット絵やBGMも作っていたり、同じウディタ作品でも、もっともっと細かい根本の仕組みを改造して作っている作品もあったりします。
それと比べれば今の自分のスタート地点は0ではありませんが0.5ぐらいがちょうどよいと思っており、だから0.5から始めるインディーゲーム開発と謳っているんです。
ウディタでのゲーム制作を0から学んで、折れずに完成までいけたモチベーション等のお話は別の機会でできればと思っています。

技術公開も少しずつやっていき、ウディタを使ってみたい、や、ウディタしかわからないけど使い方全然わからない、という方々が使えるようになるのも良いなと思っています。
自分もツクールやUnityぐらいしか知らないので視野はかなり狭いですが
ウディタは、ツクールとちがって無料で始められる事、無料のUnityと比べて圧倒的に容量を取らない事、英語である部分から解決していかなければならない事、など
よしゲームを作ってみたい!と思ってもすんなりとソフトを手に取る事すら多少ハードルがあるイメージです。
ウディタはダウンロードしてインストールしてしまえば本当にすぐ作成に取り掛かれます。


③進捗をサポートした事柄

さて、それではこの1週間で役に立ったと思った事柄を紹介します。

・本①ウディタ公式ガイド

\公式ガイドブック/

中古で運よく見つけました。しかもCD付です。
届いたばかりなのであまり読めていませんが、既に理解している内容が書かれている面が多かった反面、細かいシステムのなんだこの数字は?と思うような事も説明がありました。
しっかり理解すればシステムを自作できそうなので楽しみですね。

・本②神時間力


\ざっくり言えば、時間の使い方を上手にする本/

こちらを手に取ってみました。
まだ読破していませんが、休みを除いて一日に制作に取り掛かる時間が30分~60分ほどしかない社畜な自分にとって、何から取り掛かるべきか、取り掛からなくていいことは何かをしっかり考えるきっかけを与えてくれる本になっていました。
本に沿って少し環境改善をし、60分~120分確保できました。
もっと時間が取れるような環境に移ってしまおう!という気持ちも芽生え、窮屈な思考がすっきりしました。

あ、宣伝でもなんでもないですよ。

記事執筆を通してお伝えしたい事は

0.5ほどのスタート地点で、かつ、1日に取れる時間が30分~60分しかないようなインディーゲーム開発初心者。
それがどのようにしてモチベーションを維持しながら、時間を確保しながらスキルをつけて良い物を作れるようになるのか。
それとも社会の波に潰されて挫折してしまうのか。

そんな様子を、今見てくださっている方々に勇姿としてお届けし、最終的には上手にやれるようステップアップし
「あ、自分もやってみようかな」
「あきらめずにもう一回やってみるか」
「Yasaとかいう奴ができたならやれるっしょ」

と、希望を与えたいと思っております。

これに限ります。


それでは今回はここまでになります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もまた一週間後に投稿したいと思っています。

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