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❶そうだ 本、出そう。

 あるインフルエンサーのYouTubeチャンネルで「人生を変える100冊」という本紹介のコーナーがあった。
本で人生変わりゃあ苦労せんわな、と思いつつ、そういや俺が転職するきっかけになったのも一冊の本との出会いだったな、と思い出す。
何の気なしに動画を聞き流す。本弱の俺でも聞いたことあるようなベストセラーを中心にビジネス書からアートや哲学に関する本もあった。
コメ欄には凄いっすーとか、流石っすーとか、読んでみようと思いますーとか、スースー野郎ばかり。しまいにゃあ、某ブランドバッグより価値がありますぅとかいう謎リプも。




まぁかく言う俺も見てるだけで何にも行動してないから彼らと同じかそれ以下だが。
このままじゃあ何も変わらんなと思い、この本から読みます、とコメした。それから読んだ感想を返信欄にカキコ。
その間に「某ブランドバッグより価値がありますぅ」コメに「ブランドバッグ持ってない奴がいうなや」とか「その本をバッグに入れるってこと?」的な反応がいくつか発生してた。

それから俺はプチ書評を自らの返信欄に次々と書き込んでいった。
今思えばあれがブログデビュウ的なやつだった。そのチャンネル主のフンドシ借りてる感がパ、ないけど。
某ブランドバッグコメではクリソプ合戦が展開されており、俺も負けじと俺のコメに俺のJT(自己ツッコミ)リプで返信数を稼ぐ。ちなみに俺以外からのリプは皆無。
回数を重ねていくうちに見せ方も工夫するようになった。何文字以上になったら「続きを読む」を押さないと続きが読めなくなるから、押したくなるような文章を考えたりとか。

ちなみにこんなことがあった。
ある弁護士事務所で初回無料相談をしてもらったときのこと。その丁寧な対応に感動した俺はGoogle mapの口コミに初投稿をした。良いことばかり書いたら何かウソっぽいから、「強いて言えば」と前置きした上で欠点も書いた。まあ、いうても入り口が分かりづらかったってだけだけど。
そんで投稿した口コミを確認してみたら、ちょうど「強いて言えば・・続きを読む」ってなってて、これは続きが気になるよなと思った。それのおかげか知らんが、あなたの口コミが何回見られましたとかメールがきた。

そんなこんなでsnsに少しずつハマっていき、オススメ本も読み進めていくうちに色んな気づきが得られた。成功している人はインプットだけでなく、アウトプットを意識し、なりたい自分を目指して常に行動を起こしているそうな。
俺はどうなりたいのかを改めて考えてみた。別に仕事が嫌なワケじゃあない。いくつかの副業を掛け持ちし、自分の都合に合わせられるような自由な働き方がしたいと思った。その手始めに、本を出すという結論に至った。

❷出版社への持込み


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