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「副業が本業」マインドくらいがちょうどいい

企業に勤める人にとって、副業は数年後は
身近な選択肢になる可能性があります。
大きな流れが2つあって。

その1.
働き方改革を含めた時代の流れで、
残業のイメージが変わりました。
具体的には、

よく頑張ってる
→ したくはないけど必要悪でやってる
→ 残業なんてけしからん(周りになんて言われるかわかんない)

と、特に経営者の中で残業の印象が
悪くなってます。

2020年のコロナ禍の前くらいは
めちゃくちゃポジティブな要素の1つだったんですけどね。
「あいつ、夜遅くまで頑張ってるな」なんて。

仕事の成果はともかく、
残業してる人=頑張ってる人
なんて解釈が国内に蔓延してました。

その2.
政策も副業・兼業の容認の動きが活発です。

労働人口の減少を踏まえ、労働できる人の頭数を
増やせるように、1人が複数の役割を持てるような政策を整備しています。

厚生労働省が
「副業・兼業の促進に関する ガイドライン」を
2018年に策定(2020年に改訂、2024年11月現在)・整備して以降、

大企業を中心にガイドラインに準ずる規約類の改訂を勧めています。

以上のような流れがある中、副業を始めよう。
って人も増えるでしょう。

そんな中で、
意外と無意識でやってしまうけど、
避けるのマストなポイントがあります。

それが、

副業だからって手を抜いていいことにならない。

なポイントです。

「副業」なワードに惑わされない

本業と副業って、ワードの漢字のイメージから、
本業ファースト
副業セカンド

のような認識になるですけど、それは
国の都合であり、企業の都合です。

・納税の責任の所在を明確にするため
・従業員の管理監督する対象を明確にするため

複数になると大変ですからね。

でも国や企業に合わせる必要は全くなくて。

大事なのは、

お客様にとっては本業でも副業でも関係ない。

なんです。

副業だから、ちょっとのミスは見逃してあげよう

なんて人はいません。

特別な事情を除くと、
ミスある商品を買うより、人は
ミスがない商品を買いますよね。

単価が高い高級品ならなおさら。

お客様にとっては、商品の質とか価値、
その商品が誕生したストーリーに興味があるのであって、

副業で作ったかどうかで決めないです。

いや、むしろ、

副業で作った商品、って言われた方が
心の奥で(ほんとに大丈夫かな…?)と
ちょっとの違和感を感じさせてしまうかも。

同じような商品を並んでたとき、

副業で作る人もいれば、本業で作る人もいます。

本業で作る人のほうが9割超有利ですよね。

商品制作の時間の使い方、販売して売上ゼロだと
生活に直結しかねない切迫感。

そんな本業として携わる人との競争を避けるかのように
副業だから、と使うのなら、
お客様はそんな感情を見透かしてか
購入しないでしょう。

私も、知り合いでない限りは
商品に手を伸ばさないと思います。

副業中心に生活してみると…


ある程度、サラリーマン生活が長いと、
新たな知識はそこそこに、これまでの
経験値でどうにかこうにか
本業の仕事は実施できてしまいます。

他方、副業はどうにかこうにかなる。
なんてことはないです。

企業の看板もないし、経験値も限られる。
個人として、本業でビジネスしている人たちに
飛び込んでいくことになります。

知らないこと
経験したことがないこと

ばかりの世界の中では、
これまでの経験値はほとんど通用しないです。

なぜなら、経験した事がないので
やることが「うまくいくかどうか」なんて
わかんないです。

ここでの「うまくいくかどうか」っていうのは、

収入を得られるかどうか  と同じ意味です。

時間の対価で給料を得られるサラリーマン生活とは違い、

自分自身を知ってもらい、
商品やサービスをいいと感じてもらえるアピールしまくり、
いいと感じてもらえて、
購入いただける。と

あらゆる工程を1人で実践して
初めて収入を得られます。

これを1人で実践した経験ある人は、
経営者だけです。

サラリーマンは、流れ「の一部」のプロとして、
雇用契約の定める範囲で業務することが
ほとんど。

一連の流れなんて、大半のサラリーマンは経験しないんですよね。

そんな経験値ゼロ・RPGだとレベル1の
人間が行う判断なんて、まずあたらないです。

だからこそ、
副業はじめるのなら、副業中心の生活にする。

くらいな優先順位のほうが、
知識も蓄えられます。

副業中心の生活にするためには
副業に割ける時間が必要です。

残業ばかりで体力も時間も失ってしまうのなら、
働き方を自ら"改革"することで、
効率的にしないといけません。

私も昔は、残業時間なんてどれだけでも
やりますよ。な
働き方を全肯定してたんですが、

いまは、正反対。
いかに定時で仕事を終えるか。帰宅するか。
そして、他のことに時間を割くか。

一方で、定時に帰ることと、本業の成果にコミットしないことは違うと思ってます。
本業の成果をだしつつ、自分の時間を作る。

なかなかの難題ですが、実現することが
自分自身の時間を作るためには大切。

ちなみに、私の解決策は
「定時で上がった後の予定を埋める」こと。

次の予定があるから、残業なんてできません。
そんな状況を作って、どうにかする。

マネージャ経験長いと「どうにかする」力が
会得できており、全力でどうにかします。

そんな生活すると、
どっちが本業が副業か分かんなくなります。

昔、そんな経験したことが2回ありました。

大学の頃、体育会アメフト部に在籍してました。

時間の使い方は、アメフト部での時間が主
考えてることも、アメフトのことが主

単位は落としたくないから、単位を落とさない
最低限にとどめ、アメフトに打ち込んでました。

この時の感覚は、
アメフト部に入学して、アメフトしてる感じ。

継続するために大学の授業に出席して
単位取ってた。そんな感覚でした。

数年前、社内で本来業務と異なる業務を
「兼務」として
担当したことあったんですが、

そっちの方が、正直、めちゃくちゃ楽しかったんです。
なので、兼務の業務を優先してました。

ただ、本来業務の成果が出せない状態だと、
兼務の継続はできないので、兼務の状態を継続できるよう
本来業務の成果はしっかりと出して行きました。

今考えると、それと同じような感覚です。

周囲はそんなこと考えてる、なんて
思いもよらないでしょうが、

ただ、周囲はいいんです。私がどう解釈するか?だけだし、
そっちの方が、私自身が楽しかったんです。

結果がでるんなら、
どんな解釈でやろうと、口に出しさえしなければ
周囲が知ることはありません。

まとめ

今回は本業と副業の関係についての内容でした。

仕事と私生活、でもいいし
仕事と趣味、とか
仕事と子育て、とかなんでもいいんです。

従来、生活中心だと思ってたことを脇にやって、
生活中心の結果、おざなりにしてたこと、
つまり、

私がやりたいこと
あなたがやりたいこと

を生活中心だ、と意識して生活すると、
これまでずっと無思考で
生活中心と思ってたことの
とらえ方や改善方法が見つかりますよ。

お金なくてもできることなので、
やってみると意外と満足度は高いです。

世の中には、私が"当たり前でない"と
感じていた世界を"当たり前"と
感じてる人がいます。

その世界から見える景色を一度知ると、
これまでとは違う世界が見えてきます。

それに気づいたタイミングこそが吉日、
ラッキーデーです。

そのタイミングで一歩踏み出せる人こそが
チャンスもつかめる人になること間違いなしです。