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【情報セキュリティ回#13】連休明けのお仕事Eメール開封に要注意。

長期連休、いかがおすごしでしょうか。

ご自身の趣味の満喫
ご家族と一緒に思い出作り
未来に向けた勉強や研鑽
いやいやお仕事で休めません…

いろんな過ごし方があろうかとおもいますが、
情報セキュリティ面で1点、連休明けに注意してほしいことが
あります。

それが、

大量の受信Eメールの確認

です。
連休明けはまず受信Eメールの確認から、
な人も多いと思いますが、

人によっては1日に100通を超えるメール受信もざら。

3連休なら300件、4連休なら400件、
10連休を取得した人なら1,000件 もの

Eメールを確認するかもしれないですね。

めんどくさい。

そのめんどくさい、の中にリスクが潜みます。

本noteで1つでいいのでリスクが減らせたら
うれしいです。


なぜ、リスクがあるのか

リスクがある理由。それは大量のメールに埋もれた
リスクがあるEメール受信に気づかないからです。

人間なので、
①1時間で100件確認する場合と
②1時間で1000件確認する場合とで
1つのチェックに書ける時間が減ります。
場合によっては、すっ飛ばします。

とはいえ、メールの確認だけで1日終えるほど
仕事は待ってくれません。

チェックは大事だとわかっていても、
限られた時間でやれる範囲は限りがある。

ここにリスクが潜みます。

対処法

リスクは、Eメールの受信件数が多い事が大きく関与します。
この受信件数を減らせる策としては、

情報システム部門で、不審なメールの受信数を減らす対策行うのが
企業向けにはいちばん有効です。

ただし、すぐにはできなかったり、既に対策していたり。
その対策手段もまちまちなので、

「今回は個人でもできること」を対象に対処法を解説します。

①Eメール開封時に注意する

Eメールでの確認ポイントの主要な2点を知れば、
「怪しい…」と感じるメールに8割は気づけます。

それらのメールを削除して、受信メールの総量を減らしましょう

①ー1)電子メールアドレスに違和感がある
電子メールにある日本語表記は、偽名を使うなどいかようにも
変更できます。なのでメールアドレスそのものを確認しましょう。

よくあるのが、似たアルファベットに置き換えたり
適当にアルファベットを組み合わせた、メールアドレス"@"の左側。

「似たアルファベットの置き換え」は具体的には、
 ・o(おー)と0(数字のゼロ)の置き換え
 ・i(小文字のあい)と
  l(小文字のエル)や
  1(数字のイチ)の置き換え
 ・y(わい)とv(ぶい)の置き換え

とくに yとvは、アンダーラインが引かれると
見分け難易度が
一気にあがります。 

送信先メールにyやvが入っている場合は、ご留意を。

①ー2)メール本文の日本語リズムが、なんか変

感覚的ではあるんですが、黙読や音読すると、なんとなく
違和感あるリズムの文章があります。

海外で翻訳して記載されている可能性があります。

「ふつうはその言い回ししないでしょ」と思う文章にも
ご留意ください。

②日頃のEメールの受送信量を減らす

Eメールでやり取りする人が多いから、Eメールの受信量が
多いんです。

Eメールの受信量を減らす工夫をしてみましょう。
おすすめは、別の手段に置き換える。
具体的には、ビジネスチャットへの置き換え。

もしあなたがマネージャならメンバに

「ホウレンソウはチャットでいいよ」

と言えば、メールでの報告は減ります。

更に、チャットでのホウレンソウへのリアクションをすぐに
返すなら、送信者も

「メールより回答が早い」というメリットを感じてくれます。
すると、チャットを選択するようになります。

上記のように、すべてをチャットにするのは困難でも
できる範囲からチャットに置き換えるだけでもメールの量は
減ります。

ごくまれに、Eメールの数を減らす=直接の会話や電話利用、を
推奨する人もいます。

上記だと、Eメールが持つ
「時間を合わせなくてもコミュニケーションできる」
というメリットを失います。

Eメールそのものが存在しない時代、と言えば昭和以前の時代です。

Eメールがないことによるメリットもありますが、
効率を重視するならば、

直接の会話や電話利用は
「Eメールでは実現できないこと」を求めて
実施しませんか。

デジタルネイティブ、と言われる世代は、
メールやLINEなどのチャットがない時代は想像もつかないと思います。

あるのが当然のように、スマホやパソコンを使える世代です。

まとめ

Eメールは、とても便利です。
便利だからこそ、悪意を持つ人は悪意のために使います。

全てを事前にブロックすることは今の技術では困難です。
自衛のポイントをご理解いただき、
被害に遭う人が1人でも減ったなら、嬉しいです。