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【ComfyUI】 リアルな写真をアニメ絵に変換する by AnyTest v4

前回は、アニメ絵をリアルな写真に変換することをしてみました。

今回は、その逆で、リアルな写真をアニメ絵に変換してみたいと思います。さらに今回は、前回よりも圧倒的に簡単に変換できます。


1. 準備

カスタムノード

以下のカスタムノードをComfyUI Managerからインストールしてください。

  • ComfyUI Easy Use

    • プロンプトを結合するPromptConcatを使用するためにインストールします

  • ComfyUI WD 1.4 Tagger

    • 初回の生成画像からタグを生成するために使用します

モデル

以下のファイルをダウンロードし、ComfyUI/models/controlnetフォルダに格納してください。

  • CN-anytest_v4-marged.safetensors

2. workflowのノード構成

以下が今回のworkflowの全体像になります。基本的には、デフォルトのworkflowの処理にControlNetの適用や、参照元画像からのプロンプト作成を追加しています。

workflowの全体像

以下は、ControlNetの適用と、参照元画像のLatent化の箇所になります。
ControlNetの適用は、Apply ControlNet (Advanced)で行っています。適用するControlNetは、AnyTest v4になります。これが今回のミソで、AnyTest v4は、参照元画像を正確に参照するだけでなく、スタイルの変更の余地を与えていることから、元画像の形を崩さずにスタイルの変更を可能としています
参照元画像は、Latentにエンコードし、KSamplerのlatentに入力します。

ControlNetの適用

プロンプトは、WD14 Taggerで参照元画像の描写をプロンプト化し、そのプロンプトに「anime」というプロンプトを付け加えています。WD14 Taggerのexclude_tagsには、"realistic"や"photorealistic"を入力しておくことで、プロンプトからリアルな描写を排除します。

プロンプト作成部

3. 生成結果の確認

以下が生成画像になります。見事にアニメ絵に変換されていますね。

アニメ絵に変換後の画像

gif画像で参照元画像と変換後の画像を比較してみました。参照元画像の形状を維持しながら、画風をアニメに変換できていることが確認できます。

参照元画像と変換後の画像の比較

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