月に一度は浜松町

今月も来浜済み。世の中がこんな事になるとは思っていなかったが、月初に行っておいてよかった。

『とんかつ檍 大門店』

フォロワーさんの情報、グルメサイトを見て気になっていたトンカツ屋さんへ。肉厚のトンカツを卓上の４種類の塩と特製ソースで食べさせてくれる。期待通り、並外れて美味かった。キャベツも甘い。

浜松町(大門)のトンカツ屋さんは二軒目。やはりオフィス街だから、がっつりランチが好まれるのだろうか。

『バイロンベイコーヒー 大門店』

そんな事を考えながら歩いていると、紛う事なきおしゃれカフェ出現。コーヒークレイジーとしては、これを見過ごす訳にはいかない。

ラテとチョコチップのスコーン。

完璧だ。完璧な昼下がりだ。

『バイロンベイ』というのはオーストラリアの海辺の街。なるほど、だからメニューにラテ系が充実していたのか。

オーストラリアとニュージーランドではラテ系のエスプレッソドリンク、特にフラットホワイトが人気だ。

その理由は、酪農が盛んだからとか聞いたことがあるが、なんせ南半球はラテ。特にフラットホワイト。ここテストに出るよ。

『芝大神宮』

今月もお参り。

『喫茶モト』

ご覧いただきたい、この佇まい。見るからに只者ではない。所謂、イキフンビンビンだ。こんな店構えを見かけてコーヒークレイジーとしては入らない訳にはいかない。

ドア付近に大量の鳩がいて、鳩嫌いの人の入店は困難。

そう言えば店名には見覚えがあった。確か『東京純喫茶』的な本で見た気がする。

恐る恐る手をかけたドアはキルアの実家の様にやたらと重く、苦戦していると中からマスターが開けてくれた。

DOPE...

入店と同時に眼前には圧倒的浮世離れ空間。

アジア？ヨーロッパ？あらゆるところの土産品、美術品で埋め尽くされた店内。僕は一体どこに来てしまったのか…

しかし、すぐにここが東京だとハッキリと分かる。

それは注文を聞きにきてくれたマスターにアイスコーヒーを注文する時。

「はいはい、アイスコーシーね」

(ア…アイスコーシー…！)

ちゃきちゃきの江戸っ子はハ行が弱いとは聞いていた。が、実際にこんなにもはっきりと「コーシー」を聞いたのは初めてだ。

TOKYO 

俺は今東京にいる。東京のドープな喫茶店。

アイスコーシーはすぐに運ばれてきた。そして当然の喫煙可。昭和29年からやっているこの店は時代に左右されない。

向こうにいる常連さんとマスターとの会話に耳を澄ませながら、アイスコーシーを飲み干し店を出た。

奥が深いぜ浜松町。

底が見えないぜ大門。

また来月。