#私がレディオブックにいる理由 / 東 宏幸 @gagu33 #SoundofRadio 008
レディオブック株式会社の何気ない日常をラジオのように伝えるnote 「Sound of Radio」。日々起きたことやメンバーが考えたことをゆる〜くお伝えしていきます。
第7回目は東 宏幸がお送りします!
▼最近デザイン始めました。少しずつお仕事もいただけて嬉しい限り。
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自分の人生は21歳の時、家を建てた瞬間に決まった。
生まれ育ったこの街で、代わり映えのない友達と変わりようのない毎日を過ごして生涯を終える。そう思っていた。
でも、ある出会いをきっかけに僕の人生は大きく変わり始めた。
今日はその話をさせてもらおうと思う。
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僕は高校を卒業してから地方公務員として可燃物焼却場で働いていた。毎日決まった時間に出社し、決まった仕事を淡々とこなす。定年退職者が出ない限り、新しい人は入って来ず、来訪者もめったに来ない。
水の入れ替えのない腐った池みたいな環境でとても窮屈で退屈で苦痛な時間を過ごしていた。(もちろん楽しい時もありましたよ。笑)
目標?
「クビにならないように変なことはしない。」
「市民に叩かれないように、目立ったことはしない。」
そうすれば、毎月安定して給料は貰えるしボーナスも出る。
「長く働けば退職金もたっぷり出るよ?」
「安定してるのはいいよね。公務員サイコー」
周りはそう言っていたけど、正直僕はそれがいいだなんて思うことはなかった。
もっとお金が欲しいと思っても、副業はできないし「安定」という言葉に縛り付けられいる気がしてならなかった。
そんな環境でも”やりがい”を見つけるためにとにかく誰よりも動こうと決めて働いた。
自分がこのまま公務員というぬるま湯に浸かって、腐ってしまうのだけは嫌だったから。
そんなこんなで13年間働いてきた職場と、32年間住んだ土地を離れることを決めたのは、ある2人のひととの出会いがあったからだ。
1つ目の出会いは僕の妻・万里子。
僕たちは2年3ヶ月もの期間の遠距離恋愛を経て、ついに結婚することを決めた。そして、東京に住んでいた彼女と一緒に暮らすため、僕は山口から上京をすることを決めた。2018年5月のことだった。
そこから東京で転職活動を始めた。
けれど、PCは触れない、資格はない、学歴もない。
ないものだらけの自分がどうしたら転職できるのか結構不安だった。
そんな時に出会ったのが、レディオブック株式会社代表・板垣雄吾さん。
そう、僕にとって大きな転機となった出会いの2つ目だ。
去年のちょうど今頃、僕のiPhoneは電池消耗のため、へたりきっていた。「電池交換がしたいなあ」と僕はアップル正規店の修理予約を探しまくっていた。
遠距離恋愛中の万里子に会いに東京に行く機会が月に1度あったので、その
タイミングで修理をしようと思っていたのだが、全くもって予約が取れない。
この時期生まれたのが”iPhone修理難民”という言葉。
当時、修理の予約が取れず難民と化したユーザーが日本にめちゃくちゃいたのだ。
類に漏れず、僕もその”難民”となってしまい困り果てていた時、普段はまったく見ないし、起動すらしていなかったTwitterを開いた。今思うとすごく不思議なことだと思う。
ぼーっとスクロールをしていたら、とあるツイートが目に止まった。
「iPhone無料修理します」
え!!?
僕は目を疑った。
どうやら「板垣雄吾さん」という方がiPhoneを無料で修理する企画を打ち立てたらしい。雄吾さんのプロフィールを見たり、ツイート見たりするうちに、「なんか面白い人だな~」と思い、僕は「本当に修理してもらえるんですか?」とDM送った。そこからトントン拍子でスマホ修理をしてもらえることになった。
その後何度かレディオ(レディオブックの人はここのことをこう呼ぶ)に足を運んだ僕、そして妻の万里子まで(!)レディオで働くことを決めた。
転職活動で内定をもらった2、3社と悩んだ末に、レディオで働くことを決めたのは、
雄吾さんはじめレディオの人たちと一緒に働きたいと思ったからと、ここに来る人達がみんなとても魅力的な人たちだったから。
昔から人と出会い、自分にないものや知らないものをその人から吸収することがすごく好きだった。
だからいろんな人にあって、話を聞く時間はとても大切にしていたんだけど、30手前になって自分のこれから先の人生が見えてしまった時、その楽しみを捨てた。
人生に絶望したわけではないけど、このまま安定飛行できる人生でのらりくらりと楽しんで生きていこうと決めた時に、そのことが邪魔になると無意識に感じ、蓋をして心の奥底の方に追いやってしまってたんだと思う。
でも、雄吾さんと出会い、レディオに遊びに行くあいだに、また自分の好きを心の奥から引っ張りだすことができた。
僕はこのレディオブックという場所をレディオで働く人たちやレディオに遊びに来てくれる人たちに”楽しい”と思ってもらえる場所にしたい。
僕が働き始める前から充分にそんな環境になっていたと思うけど、そこに”僕”がいることによって、さらに加速してもらえれば嬉しい。
そんな想いを携えて今日も僕は、レディオに行く。
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