思考停止について考えて見た

思考停止ってなんだろうか。

最近若者達とかオヤジ達と会話していて、コイツ思考停止しているなと思う人が本当に沢山います。
で、思考停止という文字を読むと「思考」が「停止」するといこと。って当たり前なんだけどね。
でも、思考停止って本当に思考が停止しているのかというと、実はそんなことは無いと思っています。
以前、頭が真っ白になって何も考えられなくなったということをよく言う人がいた。暴力とか、脅迫のような身体的精神的な恐怖により思考が止まってしまい頭が真っ白になることはあると思うが仕事の話をしている時に頭が真っ白になるということはどういうことなのかというとだ。

頭が真っ白になる(暴力的で無い場合ね)とは
自分が何も考えていないことを認識することだと思っています。会話を続けて行き、なぜなのか、なんでそうなのかと順順に考えて行くときに、それが行き止まりになったり、口先だけで自分の考え?とは言えないことを話している時に突っ込まれるとこの様な状況になると思う。
何かを考えたりして、結局自分って何もまともなことを考えていないんだ。条件反射的に口先で話をしているんだ。ということに気がつくと人は頭が真っ白になってしまったと感じるんだと思う。
でも、これを「あの人と話をしたことで頭が真っ白になる」というような伝え方をすると、「あの人は暴力的だからね」とか「強引だからね」というような捉え方をされてしまうんだよね。
そう、「あの人」っていうのがおいらなんだけどさ(笑)
幾ら丁寧に慎重に話をしていても、相手が勝手に自爆して、何も考えずに議論してきた結果、自分が考えていないことに気がついたことを「頭が真っ白になる」という表現をするのは違うと思うよね。正しい日本語の使い方としては「何も考えてないことに気づかされた」だと思う。
これが頭が真っ白になるということだと思っています。
これを仕事で偉そうにしている人に話をしたら、理解されなかったんだけどね。その人は元々暴力的に相手を潰す人なんで、自分のことに置き換えて考えたんだろうね。あなたにはそれは解らないと思うけどとは言わずに丁寧に説明したけど、理解されなかったんだな。

って脇道にそれたけど、思考停止について。
頭が真っ白になるのは思考停止だけど、頭が真っ白になっていなくても思考停止になることはよくあります。
それはどういうことかというと、「自分自身が自分自身で考えることをしていない」状態が思考停止ということになるんだよね。
相手の顔色を見て、人におもねって言うことがコロコロ変わっている人っているけど、それも完全な思考停止。
世の中の人達、周りの人達のことを必要以上に忖度(悪い意味での)をして問題が無いように一生懸命考えて自己保身の考えをさも立派な論拠を付けて話をする人も思考停止。
でも、人の顔色を見る人も自己保身を考える人も一生懸命「思考」している状況にはあります。
だから思考停止ではないのか?
違います。それが思考停止です。思考停止とは自分自身で考えないことを定義する言葉なんです。(と思っています)
どういうことかを例示すると
人の顔色をうかがう人が、顔色をうかがう人がいない場合、又は顔色をうかがわなくても良い場合は何も考えなくなります。
相手がいない場合には自己保身を考えないので人の考えを忖度しなくなります。自分で論拠を考えなくなります。
これが思考停止の状態を判断する方法です。
言い方を考えると、自分自身の意志が無い状況と捉えると良いかもね。

まぁこの様な思考停止状態となること自体を否定はしないけれども、メタ認知の中にある(と勝手に思っている)認知の歪みの1つとして「セルフハンディキャップ」という状態にならなければね。
セルフハンディキャップとは、ものごとを認知する時に自己防衛本能をベースにものごとを認知しようとするために、そこにあるものごとの本質的な内容を正確に把握できずに、認知すること自体が歪んでしまうという状況なんです。
ほぼ思考停止になる人達は、このセルフハンディキャップによるものごとの認知をしているためにそこに有る事実、真実、ものごととか何でも良いけど、目に映っているものが歪んで見えてしまうんです。
この思考停止は最悪なんだよね~

ということで、思考停止について考えていたことを書いてみたけど、昔からこの様な反応をする人ってとっても沢山いたとは思うけど、最近本当にその様な傾向にある人が政治家、官僚、公務員、教職員など公的な仕事に就いている人達に多くなっているような気がしています。
何かをするとすぐに叩かれるのが嫌だと思ってしまう人にこの傾向が強くなっているような気がします。
SNS等ですぐに叩かれたり、昼間の芸能ニュースとかと同じレベルでニュースを流しているマスコミに興味本位に叩かれたりするので、自己防衛本能が高くなってしまっているのかな?

学校教育の場面でも同じようなことが起こっているんだろうね。間違ってはいけないという脅迫観念。
先生の言うことを理解して(忖度して)言うことを素直に聞くことが良い子供で、良い子供になろうと必至に思考する癖を埋め込まれていること。
自分と他人は違うんだし、意見が異なることが普通のこと。
間違えることも普通のことで、補正をしながら先に進むことがとっても重要
で、仕事ってもともとそういうものだと思うし。

思考停止にならない秘訣として
・自分の意志を持つ
・意見が異なることを恐れない
・相手の顔色、有りもしない空気を読まない
でこれに追加して
・思考したことを変えて良い
・間違ったら補正してよい
なんだけどな~

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