タイムトラベルもの

今はアニメも、漫画も、映画も、ドラマもタイムトラベルものが多い。それは制作者が青少年期に触れたゲームの影響が多いと思う。

ゲームはセーブをして失敗したらやり直しが出来る。ただ、現実はやり直しは効かない。犯した過ちは背負わなければいけないし、一度失ったものは返ってこない。やってきたことは事実として受け止めなければいけなし、その過程は失われることはあってはいけない。

タイムトラベルは一人称だ。自分以外の他の人の記憶は書き換えた未来に置き去りにしていく。タイムトラベルものが多いということはそれだけ一人称で生きている人間が多いことでもある。

タイムトラベルものが好きな人はこのゲームをやっていると思う。オタクの街、秋葉原に似ても似つかない秋葉原連続殺傷事件が起きた後にできたゲーム。

当時の秋葉原があまり好きじゃなかったので、当時特に秋葉原連続殺傷事件に対して特に何も思わなかった。でも、その後の秋葉原の変貌を見ていると、これも時代の変わり目に起きた事件だった。同時に起きていたのがリーマン・ショックだった。その前から人生の下り坂にいた私は、リーマン・ショック後の影響はもろかぶりしていた。

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