パク・チャヌク

パク・チャヌク、ソン・ガンホ、ペ・ドゥナ。00年代はまさに韓国映画の時代だった。悔しさを持っていた時代はこのような血が湧く映画を作る。この流れも00年代が終わりを告げる頃に終わる。キム・コッピが最後だったか。

今は外国人が働くのに魅力を感じる国として韓国は日本を超え、韓国アイドルは世界を席巻する。しかし、映画、ドラマ共に過去にどこかで見たことのあるものばかりになり、迷走している。

植民地時代に対する反日感情も悔しさという後ろ盾を失い、形式的なものになっている。90年代からの日本の衰退の流れとも少し異なるが、明らかに飽和し、迷走、衰退に向かっているように見える。

日本人である共に東洋人であることにアイデンティティーを持つ私にとってはこれは由々しき事態だ。北朝鮮なんかは東洋の中でまだ悔しさを持っている国に見える。

北朝鮮なんか発展しだしたら、大き過ぎる中国よりも発展は早く、10年で飽和するくらいまで発展するように思える。北朝鮮を今の位置に置いておきたいとする世界のパワーバランスは明らかに存在する。

ただ、かつて同じ鎖国した共産主義圏のアルバニアが辿った道のように体制が崩壊し、モラルが崩壊するとそうはいかないだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?