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いろいろあったけど

菓子パンとせんべいをむさぼる休日の朝である。
傍らにいるイッヌ様は、私が何かを食べる度に恨めしそうな顔でこちらを見る。

幼少期からいろいろな辛い目に遭ってきた私だが、何とか切り抜けて生きてきた。物理的暴力・精神的暴力を受けてきたけど、身体は一応無傷である(正確には傷跡は有る。これは私の記憶にない傷跡だが、家族から受けた暴力で出来たらしい)

知性で虐待の経験を乗り越えられるかもという無理な試みをしてみたことも有るが、もともと知性など持ち合わせて無かったのでその方法は諦めた。
これは運命だったのかなあ、というぼんやりとした輪郭のはっきりしない捉え方でやり過ごすということを、今はしている。

世の中には痛ましい事件が有り、親からの虐待で命を落とす子が絶えない。
周りの人は何をしていたんだって話によくなるけれど、正常性バイアスなのか面倒くさいのかはわからないが、私の経験では助けてくれる大人はいなかった。(虐待は親戚には周知の事実だった)

大人になった自分が他人の虐待に接したらどんな行動をとれるのか考えてみたが、私とて、たいしたことは出来ないだろうと思うので、親戚を責めるつもりはないが、自分の無力を感じる。

いろいろあったが、生きている。
今日は そこを感謝する一日にしたい。
まずはここから、




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