「そんくらい言わなわからんか?」察しろよ。
「そんくらい言わなわからんか?」
関西なまりで言うと上記の言葉ですが、訳すと・・
「それくらいのこと察して、ちゃんとやってよ」って意味ですかね。
「相手を察する」、私たち日本人が育った環境でもある、日本人特有の文化です。
ハイコンテクストって言われています。
ハイコンテクストって、暗黙の了解や忖度、阿吽の呼吸、以心伝心などが、身近な言葉として当てはまるんじゃないでしょうか。
言葉ではなく文脈から会話の流れを判断するようなコミュニケーションは、ハイコンテクストそのものと言われています。
ハイコンテクストでは、言葉の意味をはっきりと相手に示さず、説明なしでも察し合うことを前提としている考え方です。
だからといって、相手に察してって言っても、本人が不確かな状態にある時に、過度の期待ではなく、ちゃんと指示してって言いたいですよね。
事故が起きたら、結局は自分の責任になるんですから。
SFみたいに、テレパシーで会話しているわけじゃないんですから・・・。
特に病院の業務において、ハイコンテクストはチーム医療の中で必要なことでもありますが、医療事故を回避する意味では、ローコンテクストであることも必要なのではと思います。
また、忖度みたいなハイコンテクストが部署内や組織内で当たり前になってくると、独特の組織文化が形成され、新しい人や異動者を排他的にしてしまう雰囲気を醸し出すのではないでしょうか。
いずれにしろ、組織の中で働くことって、本当に難しいことだと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
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