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マルシェでの初出店

【2024年1月18日(木) 上弦】
Bio Creators有機農業スクール(神戸市西区)の在学中に、マルシェでの出店を体験させていただいた時の思い出を振り返りたい。

スクールの師匠たちなど、神戸市西区を中心とした農家さんたちが毎月20日に開催されている、「well avenue marche」ウェルマルに、一期生メンバーと共に出店させていただいた。

出店といっても、場所の確保からセッティングまで、すべて師匠にしていただき、素晴らしい場面をつくっていただいた。

私たちスクール生は、研修畑で大切に育てた野菜たちを収穫し、マルシェに向かった。

初めての出店に私も同期メンバーも皆、楽しそうにしながら、とても緊張していた。
本当にお客様にちゃんと届けられるのか?

マルシェがスタートして、お客様が私たちの野菜を見ていただいている。

皆、多分、緊張と、どのような反応をしていただけるのかの興味で、無言ながら、かなり前のめりで、お客様を見ていたと思う、、、

そんな前のめりで、異様な空気感をかもし出している中、お客様から、、、「ピーマンもらおうか」とのお言葉。

初めてのお買い上げ!
お代金は確か150円だったと思う。
今でもそのお代金の重みと感謝を覚えている。

恥ずかしながら、サラリーマンを通して、直接お代金をいただいた経験がなく、、、
これまた恥ずかしながら、とてつもない感謝と喜びを感じた。
心から「ありがとうございます!」という言葉が出ていた。

これまでたくさんの方々に感謝してきたが、また新しい、これまでに感じたことのない気持ちで、ただ純粋に感謝の言葉が出ていた。

なんだか恐れ多いが、私たち自身で頑張ったこと(野菜たち)が、お客様に届けさせていただけ、少しでも役に立つことができたと感じた。

そのような思い出深いマルシェも無事終わったのだが、そこで師匠からさらに思い出深い言葉をいただいた。

「大盛況だったね!これからは良い野菜つくりのライバルだね!」

とても嬉しい言葉だった。
もちろん、師匠たちは圧倒的に素晴らしい野菜を届けられている。
そして素敵なディスプレイでオーガニック野菜の美しさを表現されている。

私たちは、感謝と達成感を感じさせていただきながら、はっきりと課題も感じていた。

朝元気に収穫した葉物野菜が、夕方には、しんなりと元気ないようになってしまい、、、ショックを受けていた。
私たちが野菜の美しさをお届けするスキルがなかったのだ。

でも師匠は、私たちが不器用ながら、お客様に良い野菜を届けいたいと思い、努力したことを褒めていただいたのだと感じた。
不器用だけど、反省して、次にもっと良くしようという気持ちをもって、皆進んでいって欲しいと。

あの時の、お客様、同期メンバー、師匠からの学びや感謝、これからも私の原点として大切にしていきたい。

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