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2023に、願いを込めて

大学院時代の恩師が、年を重ねていくと、時が過ぎ去るのも速くなってしまい、一年が感覚的に半年のように感じてしまうとおっしゃっていました。令和に入ったのがついこの間と思っていたら、何?令和5年ですと?!

それでも年に一度だけ授けられるこの大切な節目というのは実にめでたい。もしこのような節目がなくなってしまったら、時というのがどれだけ単調でうす口で、伸び切ったゴムのように張り合いがなくなってしまうのだろう。そんなことを漠然と想像しながら、いつの間に来てしまった今年の新年に、手を合わせて心より感謝しつつ、願いを込めます。

どうか2023年は、わたし自身も含めて、地球上の一人ひとりの存在が、誰かや何かを粗末に扱ったり、あるいは誰かや何かに粗末に扱われたりすることが決してないように、周りの誰かに喜ばれる存在となり、包み込まれる存在となり、温かい言葉と表情を交わす存在となり、賢そうでもっともらしい語り口による大いなる欺瞞と虚像に踊らされることなく、平和に、平和に、平和に、一ミリの譲歩もなく平和に、暮らせますように!

2023年に、心から、願いを込めて。
(Y. L)



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