【ゼミ生お薦め本】『暇と退屈の倫理学』増補新版
著者國分功一郎
概要 多くの人は暇の中で「退屈」という感覚を覚えます。日々仕事や学問に没頭する中で生まれる暇を、社会に存在するあらゆるツールを駆使して「気晴らし」をする。そんな日常が時々「退屈」に思えるのです。かといって人間は動植物のように生に没入して生き続けることはできません。「退屈」から逃れることができないのならば、人間として生きるということは苦しいことなのでしょうか。
この本では、暇と退屈についてさまざまな学問分野の視点から観察、批判、考察するとともに、私たちが暇と