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ゼミ生お薦め本

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大学3年生が特に脈絡もなく「お薦め!」と感じる本をぼちぼち載せています。一冊ごとに推薦者の思いと個性が見え隠れするところがすてきです。
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#駒澤大学

【ゼミ生お薦め本】『ランドセルが教えてくれたこと~世界一やさしい社会貢献の教科書~』

著者プロフィール中谷昌文(なかたに よしふみ) 1967年生まれ。広島県出身の社会貢献活動家、実業家。貧困家庭や児童養護施設の子供たちへランドセルを配る活動で知られている。さらに、営利目的ではない「社会に貢献できるビジネスモデル」の国内外への発信や、若手起業家の育成などにも注力している。 本の目次1「マイヒストリー【社会貢献活動家・中谷昌文が生まれるまで】」 2「社会貢献活動家の私が考える【子どもを取り巻く問題と改善法】」 3「子どもたちの未来を作る【タイガーマスク運動・ラ

【ゼミ生お薦め本】『絶望の国の幸福な若者たち』

著者プロフィール古市憲寿(ふるいち のりとし) 1985年生まれ。東京都出身の社会学者。慶応義塾大学SFC研究所上席所員。 本の目次と概要第1章 若者の誕生と終焉  戦前や戦時中、高度経済成長期周辺や現代の若者論についてかなりたくさん紹介している。若者論の類は「私が若いころは頑張っていたのに今の若者はけしからん」とするタイプ、「若者は味方である」とするタイプ、「若者がよくわからない」とするタイプなど、同じようなことを言い続けている分野であることを著者は強調している。 第2

【ゼミ生お薦め本】『そろそろ「社会運動」の話をしよう』

著者プロフィール田中優子(たなか ゆうこ) 1952年生まれ。神奈川県横浜市出身。社会学、江戸時代の文学・生活文化、アジア比較文化等が専門。自身も学生時代を過ごした法政大学で教授を務め、2014年には同大学の第19代総長となった。 本の概要この本の趣旨は、自分とは遠い世界で、「他人ゴト」であると感じてしまう様々な社会問題やそれに立ち向かう人々を取り上げ、どうすれば自分と近い世界だと感じることができるのか、「自分ゴト」に転換できるのかを読み手に考えさせることです。 執筆、編

【ゼミ生お薦め本】『プロジェクト・ファザーフッドーアメリカで最も凶悪な街で「父」になること』

著者と本書の主旨著者:ジョルジャ・リープ 訳:宮﨑真紀 本書には、「プロジェクト・ファザーフッド」を通じ、貧困と暴力のはびこる町で「父親たち」が地域の問題に立ち向かっていく様が人類学者でソーシャルワーカーの筆者によって記録されている。 本の目次ワッツ/父親としての傷/地元/あんたも俺たちを見放すのか?/ブラザーズ/虐待/リーリー/ファザーフッド/父親っ子/ベビー・ママ/働くお父さん/雇用創出/ビッグ・ママ/光明が差す/チェックメイト/〈ネーション〉/地域のヒーロー/ツイン