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「ワーケーション」って何!?

先週金曜日(30日)、友人のちよ子さんに誘われて、ワーケーションというものを体感!?した。ちよ子さんは移住ソムリエとして東京と地方を繋ぐ活動をしている不思議な方。彼女が声をかけて誘ってくれるイベントで「はずれ」はほぼない。コロナ禍で県境を越えての移動がなかなかできない現在のやん×2にとっては、他地域ではやっている面白いものを教えてくれる貴重な存在でもある。そんな彼女に、「ワーケーションでよみうりランドの観覧車からズームつなげるからよかったら遊びに来てください!」といわれ、よくわからんまま「観覧車からズーム」というなんだか楽しそうなワードに魅かれてとりあえずつながってみた。

当日ズームを繋ぐと、やん×2以外にも数名の参加。お久しぶりの方もいれば初めましての方もいた。そこではじめて「ワーケーション」なるものの説明を受ける。「ワーケーション」とは、「ワーク」と「バケーション」の組み合わさった言葉で、テレワークなどを活用しながら働きながら休暇をとるやり方らしい。「ワーク」+「コミュニケーション」なのかと、ずっと思っていた。「つーか、そんなんだったら最初から休暇と仕事分けたほうがよくね?休暇中に仕事するとか、それは全然休暇になってないじゃん!」とか、やん×2は考えたりもするのだが、うちに帰ってからもう一度wikipediaで調べてみた。

ワーケーション (wikipediaより)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3

なるほど。都会の方では普及しているんですね。

ワーケーションのメリットとして挙げられているのは、「喧噪や無機質な都市を離れ、通勤ラッシュからも解放され、豊かな自然環境や落ち着いた雰囲気の中で働くことで創造性や生産性が高まり、有給休暇の取得率も高まる」ということ。ただ、やはり仕事と休暇の区別がつきにくい感があり、没個性型のライフスタイルと「仕事は職場でするもの」という精神性が重視される日本のサラリーマン文化には、なかなか適応しにくい働き方ではあるよね。ましてや地方ではなかなか理解を得られない概念かもしれない(新潟では通勤ラッシュすら経験することが珍しいから、余計かも^^;)そしてどうも「よみうりランド」ではワーケーション用にプールサイドの近くとか借りられるらしい。この辺り、いかにも東京らしいけど、遊園地も生き残りをかけて色々する時代になったな~という印象。

ちなみに、ちよ子さんによれば、最近では温泉地でのワーケーションも増えてきているのだとか。そうしたら、温泉地で創作活動していた太宰治とか尾崎紅葉とか、ワーケーションの草分け的な存在だよね。多分、都会の方では、コロナ禍の影響で、ダニエル・ベル風にいうところの大企業に所属する第三次産業従事者を中心に、テレワークの体勢が増え、その結果ワーケーションなるものが少しずつ浸透してきているという感じだろう。

新潟の場合は、農業や水産業などの第一次産業はもちろん、工業などの第二次産業に従事している人も多いため、ワーケーション自体広まることは難しいかもしれない。わが県内のテレワーク普及率の低さをみてもかなり厳しいものであることは間違いないだろう。一方で、温泉街やリゾート地は多く点在しており、それらの一部は寂れてきてしまっているのも確か。わが県のレジャー産業も「ワーケーション」そのもの、というよりは「ワーケーションを受け入れる側」として、この需要に乗らない手はないだろう。

―ワーケーション―

自分がすぐにどうか、ということではなくて、今後どのような可能性がある概念なのか、ということをほんの少しだけ意識しながら、頭の片隅に入れておくことにする。 

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