「まちおこし小説」はまだ珍しい

本編をお読み頂きありがとうございます。

じつは批評色の濃い別バージョンがこちらにあります
ご興味があれば読み比べてみるのも一興でしょう。

「まちおこし小説」が投げかける文筆の公共性 « マガジン航[kɔː] :
http://magazine-k.jp/2015/04/05/writing-for-the-local-community/
Twitter上の反応をこちらにまとめました

マガジン航[kɔː]掲載記事≫【「まちおこし小説」が投げかける文筆の公共性】まとめ
http://togetter.com/li/805685

さて、「既存の小説をつかってまちおこし」というのはよくありますが、逆、つまり「書き下ろし小説でまちおこし」は珍しいのではないでしょうか。軽く調べた限りでは、高知県の観光特使・有川 浩が『県庁おもてなし課』(角川書店)を書いたくらいです。
因みに特使の仕事は「名刺を配ること」で小説を書くことは業務外だった、とのこと。

自治体や商工会議所など公の組織と無関係に、同人系の人たちがまちおこしを絡めた作品を書くことは結構あるようですが、プロはなかなか手を出さない分野のようです。

そう言えば公共事業ではなくなりますが、広告代理店が入ればまち/地域おこし小説、結構ありますね。現在だと川上未映子・原作の北陸新幹線開通キャンペーン小説(鉄道は民間企業ですが公共性もあり)。金沢盛り上げ小説にもなってます。
 ▼
ORIGINAL STORY MOVIEの原作となった、川上未映子執筆の小説
http://www.asahi.com/ad/hs0314/



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?