神奈川・米軍根岸住宅地にある「日本人」住宅
米軍側の身勝手が優先される一方で被害を知りながら「何もできない」と言い放つ日本側の警察。政治家も裁判所も動きが鈍く、改善の兆しは一向に見えない。日米地位協定を盾に翻弄される住民生活。米軍根岸住宅地に暮らす夫妻を取材した。
自宅前の佐治さん。この家の周囲だけ戦前の日本がそのまま残る。後方の通信塔がロケット弾で攻撃された。
家から一歩出れば米軍基地内……。関東首都圏にそんな異様な場所がある。約70年に渡って捨て置かれてきた住人は、ついに国を相手に損害賠償を求め訴え出た。
原