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臓物の断捨離 その⑤

今回は「摘出した成果物?!」の写真を載せようかと一瞬よぎったものの自主規制。自戒の念を込め、仔猫ちゃんにしときました。

さて、無事生還してまいりましたっ。

術前にイメージしてた「neoやんきち」とは程遠い幕開けではあったけど。

手術前に、今回の紹介状を書いて下さった「母の元主治医」さんにお礼の電話をしたら、「○○先生は腹腔鏡の物凄く上手な先生だから安心して!」と力強く励まされた。

が、私の主治医は首に爆弾を抱えた△△先生なので、打消そうとしていた「鞭打ち先生、大丈夫かぁ?」が増大する結果に。

で、手術本番、なんと!○○先生も立ち会って下さることがわかり、「お母さんありがとう」と、再び感謝。


△△先生の名誉の為に書いときますが、その後看護師さん達曰く
「若いけど、腹腔鏡の上手な先生」と評判な方だそうで、私が勝手に首テーピングにビビってただけでした。
先生ごめんなさい。

で、次の記憶は手術室から出る時の「おわりましたよー」


で、その日の晩は、結構悶絶しまくりんぐ。

「十年前の帝王切開の時の痛みをMAX10にしたら、今回のなんて4くらいだろう?」と、理攻めで自分の説得を試みたが、
「昔のことなんか知るか、今の私にはこれがMAXだわっ」

「こんな時ほど、深呼吸で痛みを散らしてみよう」とするも、
ヒト呼吸で「無理無理ムリムリっ」

一時間おきぐらいに体勢をかえる時も、変えたら変えた痛みがあるし、変えなきゃ変えないで同じところの痛みが増幅するし、時間の経つのが遅いこと遅いこと。


感謝とも悟りともかけ離れた再出発でした。

で、2日目。
水分解禁になり、食事も重湯&汁&お茶のオール水分から昼夜と固まり感を増す中で、私も徐々に回復。

ただ、まだ痛みがつらく尿管もついていて、看護師さんに座薬を入れてもらった瞬間、同じ病院で入院中の姑の気持ちがほんの少し分かった気がしました。

やってもらうことの恥ずかしさや情けなさ、
いつおさまるとも分からぬ痛みへの不安やしんどさ…
今までも察してたつもりだったけど、そことは違うところで「あぁそうかぁ」ってなった感じ。

ここを忘れずに来月からSTARTのオムツ介護にのぞみたいなぁ。

そして3日目。
痛み止めは飲み薬になったけど、傷みはだいぶ軽くなり1か2レベルに。

起き上がるときに走る右肩への傷みは7くらいなのと、歩く時のお腹内部の「グラリ感」がいかんともし難いが、術後の経過は良好!

先生からの説明では、
「目視レベルでは良性。左の卵巣はキレイな部分は残せたので、そうなると失われた分を残りの一つで補って女性ホルモンを分泌しようとするから、おそらく急激な更年期障害の心配はないかと」

ホッとしたあまり、
「そんなにがんばってくれるなんて大したヤツですね」と口にしたら、先生に笑われました。

この間、
YouTubeで色んなスピリチュアル系の動画をみたり、
せっかくならと、ソルフェジオ周波数の音楽聞きながら寝てみたり、
呼吸整体の本を片手にもがいてみたり…と、
何とも怪しい入院生活を送ってます。

そんな中で劇的な進化も起きなきゃ、神の啓示も降りてこないで、
色んなスピ系動画を見ては勝手に胡散臭がったり(なら見るな)、
呼吸法にしろ何にしろ誰かから「それでいいよ」と言ってほしくて仕方の無い自分を感じたりと、

「断捨ったわりに、変わってないなあ」と、しみじみ。

でも、そんな風に「変わってないなあ(笑)」で、留まってられることが、「neoやんきち」っぽいかも♪ってことで。

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