決算と株価の関係
こんにちは、ナッツです🐶
今日は「決算と株価の関係」について書いていきたいと思います。
まず、決算とは何でしょうか?
すご~く簡単にいうと、会社の通信簿みたいなものです。
会社の業績(売上や利益など)を決まったフォーマットに倣って公表するのが決算です。
そして、決算を公表すると、なぜ株価に影響が出てくるのでしょうか?
一般論として、決算の結果が良いと株価も上昇すると考えられています。
例えば、脱炭素をテーマに掲げるA社と、石油・石炭をフル活用した商品を取り扱っているB社があったとします。決算発表時期が同じで、決算発表前の株価、配当金は全く同じだと仮定します。
決算発表があり、現在の時代の潮流に乗ったビジネスを展開しているA社は、売上、純利益ともに前年比2倍を達成。
反面、B社は売上、純利益ともに前年比50%減となりました。
さて、ここで投資家の皆さんは、今後どちらの企業に投資したいと思うでしょうか?
当然、決算発表を見て、投資家の皆さんはA社に投資を行うでしょう。
投資家心理として、A社に投資しておけば将来的に増配も期待できるからです。さらに、そのまま株価が上がり続ければキャピタルゲインも期待できます。
このように、決算がよいと株価は上昇する傾向にあると言えます。
しかし、決算内容が良くても、その後株価が下がるケースがあります。それはどんな時でしょうか?
例えば、業績が好調で、取り扱ってる製品が売れまくっていて、メディアで紹介されない日はないと言われるC社があったとします。
決算発表があり、ノリに乗ってるC社は、売上、純利益ともに前年比1.5倍を達成。
決算発表だけ見れば順調に成長しているように見えます。しかし、この後株価は下がってしまいました。
何故だと思いますか?
この問題は少しいじわるな問題でした。
なぜなら、決算発表前の市場の期待感や、コンセンサスなどの前提が示されていないからです。
どういう事かというと、市場の予想では、C社はもっと成長しているだろうと思われていたのに、決算内容が思っていたほどじゃなかったからです。
具体的には「売上、純利益は前年比2倍は到達するだろう」と思われていたなどが考えられます。
つまり、決算発表前の株価には、成長の見込み分も反映されていたが、期待以下だったので、株価が下がったというわけです。
このように、決算内容だけで株価の予測をすることは難しいです。ただし、決算内容を見ずして今後の株価予測というのは至難の業だといえます。
なので、気になっている銘柄の企業の業績は、こまめにチェックするのが大事だといえますね。
いかがでしたか?今日は「決算と株価の関係」について話してきました。
一口に決算と言っても、どのように読み解けばいいかという点については、また、いつかお話ししていきたいと思います。
では、今日はこの辺で🐶
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