noteを毎日更新してみて気づいたこと。
先月、毎日noteを更新しようと頑張っていた期間があった。
7月9日から始めて、7月21日まで続いた。だいたい2週間ほどである。
単純に「書く量を増やそう」と思ったのがきっかけだったのだが、いくつか気づいたことがあったので、備忘録として残しておこうと思う。
①ネタが尽きるのは、毎日に気づきが少ないから。あと気づいても書く前に忘れてるから。
毎日更新しようとしたときに、一番苦しくなるのが書くネタ(内容)である。「書きたいときに書く」だと、自分の中でテーマが決まっていることが多いので大丈夫だが、毎日書くとなるとそうはいかない。
「役に立つことを書かなきゃ」「しょーもないことを書いても意味あるのだろうか」「つまんないやつと思われたくない」
こんなことを思っているとなかなか筆(タイピング)が進まない。でも実際は、有名人でもなんでもない自分の文章に対して、そこまでのハードルがあるとは思えない。
とはいえ、見たものを見たまま書くだけだと少し味気ない(それはそれで面白く書ける人もいるかもしれないけれど)
という訳で書く内容に関しては、「今日見た景色の中で、自分が気づいたこと」にすることにした。
・お昼休みのカフェに行くと、何か勉強しているサラリーマン/OLが多い。
→自分にあった場所を見つければ、努力を継続できるんじゃないか。
・東京03は日常にある些細な場面の切り取り方がうまい。
→普通の生活の中で見えるあれこれを上手く切り取ることができれば共感を得られるんじゃないか。
あくまで、持論であり仮説である。100%そうである必要はないし(決めつけて書いたらちょっと反感買いそうだが)、そもそもブログってそういうものだったなぁって感じである。
そういう意味で言うと、気づいたことを書き留めておくことがすごく大事だと思う。せっかく気づいても、書く前に忘れてはもったいない。
(メモの話でいうと、佐藤ねじさんのこの本が好き。長谷川さんのこの帯のオリジナルコピー良いなぁ・・・)
日常の気づきを2行メモするだけでも、毎日書くネタにはなる。そのためには、毎日見ている景色の変化とか、自分の変化に敏感なほうが良さそうだ。
②更新する時間はあっても、書く時間がない日が多々存在する。
「毎日更新する=毎日書く」ということではなかったりする。もちろんイコールで結んでも良いのだが、人には予定というものがある(当たり前だ)。
会社の飲み会、気力を奪うタイプの残業、シンプルな体調不良。「スキマ時間はあるのだが、文章としてまとめる時間がなかなかない」という日は多々存在する。
毎日更新しようと思ったとき、こういった日に備えて「作り置き」しておくことも必要だと感じた。週末の時間のあるときに5本ぐらいまとめて書いておくとか。そうすれば更新する前に少し修正をするだけで投稿できたりする。
どうしてもその日書いて投稿したいことができたらそれを書けば良いし、文章の作り置きは、料理と違って腐らない。内容によっては鮮度が落ちたりするけれど、時間をおいた方が見直したりもできる。
何よりもストックがあるだけで余裕ができる。「毎日◯◯する」系の目標は余裕がなくなった瞬間、全部タスクになってしまい、辞めたい気持ちになることが多い。
「note day」と手帳に書いて、作り置きに勤しむ日があっても良いと思う。
③2つ理由ができたとき、諦める気持ちが大きくなる。
今回更新が途絶えてしまった理由は、寝落ちである。そう、気づいたら寝てしまっていたのである。
夜空いてるから後でやろう→眠い(少しだけの仮眠なら・・・)→次の日になっていた
のパターンである。あるあるな感じである。
でも実は、諦めてしまった理由には「この先」も関係していると思っている。
夜空いてるから後でやろう→眠い(少しだけの仮眠なら・・・)→来週海外で研修だからどうせ更新できないだろうな→次の日になっていた
眠いだけなら頑張れるのだが、「今日頑張ったとしても、この先続かなくなる要因見えてるからなぁ」という感情が生まれてしまうと諦めてしまうのである。
意志が弱いと言えばそれまでなのだが、何かが続かないときとしてはありがちな流れだと思う。
諦める理由は探せば探すほどあるので、作り置きしておいたり、断片的でも良いから下書きしておいたりして、できるだけ楽をするのが一番の改善だと思う。経験則でいうと、今より後の自分を信用しない方がいい。
④PV数が増える。
更新数を増やすとPV数が増える。「自分の書いた文章を読んでくれる人が増える」というのはすごくありがたく嬉しいことである。
更新していない時期は月間で600〜800PVだったのだが、毎日更新しているときは1500PV前後まで伸びた。誰かと比べると、書きたい気持ちを削がれるのであんまり考えすぎないようにしているが、「見てくれている人が増える」のは単純に嬉しい。
今この文章を読んで頂けていることにも感謝感激です。
⑤「書く」が日常になる。
毎日更新していると、毎日書くことについて考える。
電車を待ってるとき、お風呂に入ってるとき、寝る前、映画を見終わった後、テレビを見ているとき、友達と遊んだ帰り道。
実際に書いている時間以外にも、日常の中にネタを探していたり、「あ、あれ書きたいなぁ」と思う瞬間が増える。
それは、書くことに対しての距離が縮まる瞬間だと思っている。頑張るぞ!という気持ちではなく、ごく自然と書くことについて考えている状態。
習慣化することが上達への近道なのだとしたら、できるだけ「書く」と近い距離で毎日を過ごした方が良いと思った。
期間限定でも良いので、「note毎日更新ウィーク」みたいなものをつくって(ネーミングがダサい)、1週間続けてみるだけでも学びは多いと思う。
以上、第一次毎日更新ウィークの感想でした。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。サポートしていただいた分は、もっとたくさんの文章を書くための糧にいたします。