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カサンドラクロス

細菌兵器に汚染されたテロリストが逃げ込んだ先は豪華大陸横断鉄道だった。細菌兵器は極秘裏に研究されていたため、証拠を隠滅しなければならない。乗客には「列車は隔離施設に向かい、そこで検査収容する」と説明しながら、実は老朽化した「カサンドラクロス」に列車を誘導し、列車ごと証拠隠滅を図ろうとする。パニック映画特有の、乗客一人一人の身の上や感情が丁寧に描写される。隔離を恐れ、脱出を図る者や列車を止めようと画策する者の思惑と行動を乗せ、列車はカサンドラクロスへと突き進む
#カサンドラクロス

カサンドラクロス

保菌者のテロリストが列車に乗り込んできて、病原菌がどんどん車内に広がっていき、いつ自分が感染するかわからない恐怖に満ちて車内に閉じ込められた状況だけでもパニック映画1本分のボリュームがあるが、この映画は列車が駅に停車して消毒され、やれやれと思ったところから本当のパニックが始まる。「列車を引き続き走行させて、みなさんを安全な収容施設に案内します」というアナウンスがあり、再び列車は走り出すのだ。
列車内では感染の恐怖と「本当に収容施設に向かっているのか」との疑心暗鬼が入り乱れる。
列車から脱出を試みる者、脱出を阻止しようとする軍、列車が「カサンドラクロス」に向かっていると聞いて恐怖の記憶を蘇らせる者・・・列車は決して止まることなく突き進む。

おわりに

細菌兵器にからむパニック映画は数多く制作されていて、本作もその一つだが、映画半ばでやれやれと思ったところからが本番で、更に盛り上がる本映画はその中でも上位に入る名作だと思います



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