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TechnoFrontier2022(2022年7月20日~22日)

はじめに

2004年から始まった、科研費特定領域研究「ブレイクスルーを生み出す次世代アクチュエータ」で、研究成果発表の場の一つとして「展示会」があり、樋口俊郎領域代表が「日本能率協会」と話し合って、「TechnoFrontier」のモータ技術展にまとまって展示実演をするようになったのがはじまりで、特定領域研究終了後も、「日本機械学会機素潤滑設計部門アクチュエータシステム委員会」が引き継いで展示を継続している

2004年とはメンバーがかなり入れ替わったが、2022年度は2年ぶりに委員会としてリアル展示会に出展をした。

矢野が近畿大学在籍時のTechnoFrontier

準備

岡山大学の職員は極力出張は控えるように通達が出たため、球面モータのデモは急遽取りやめ、学生さんの応援もなくなり、広いブースにポスター2枚だけ。
私ひとりで会期の3日間展示会場の東京ビッグサイトに詰めることになった。
以前は開催していた事務局主催のパーティーも中止。
少しでも説明が楽になるように、五福明夫先生がスライドを作成してくださった

来訪者激減

大学の先生は3日間ずっとブースに詰めているわけではなく、実演および説明は学生に任せて1日から半日ブースに詰める感じだが、
五福研究室のブースは私ひとりなので、3日間張り付くことになった。

昔は足の踏み場もないくらいに通路に人が溢れ、ブースを無人にすることはかなわなかったが、今回は最盛時の1割程度の訪問者で、ブースを空けるときはスライド展示のパソコンを持っていったので、ブースにはポスター2枚だけが貼られた状態になった。佐々木研究室などの、大量のデモ機を持ち込み、学生さんが大勢張り付いているブースと比べて見劣りするが、岡山大学の方針に沿ったのでしかたがない

最盛期は2000部用意したパンフレットがすぐになくなったものだが、2022年は「シンポジウム」がオンラインになったせいで、シンポジウムの講師の先生方のブース訪問がなくなったのも響き、ブース訪問者は入場者全体の減少率より更に減少したようだ。

出展配置図
研究室紹介
球面モータの研究概要

おわりに

展示会全体の印象として、海外からの出展が半分近くを占めており、海外が元気、国内はブース縮小か出展見送りで勢いがなくなっていると感じた。

リアル展示のいいところは、シンポジウム講師の先生の来ブース時に最新情報の話ができること、他ブースの先生方と実物を見ながら議論を交わせることにある。
今回、すぐお隣にある「岡山理科大」の人工知能とメタバースに力を入れている状況がよくわかったのが大きな収穫だった。

いっぽう、2004年当時からコロナ禍前まで連続して出展されてきた先生が出展を見送っていて、お話できなかったのが寂しかった。

展示会も世代交代が進んでいる。


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