【錆びた銅を元に戻す実験】
化学変化をダイナミックに感じる実験で楽しいです。
地球の金属は酸素や硫黄などの化合物として存在しています。
私たちは化合物から純粋な金属を取り出して利用しています。
今回は、酸化銅を炭素で還元します。
<元素記号18種類を覚えているかな>
・グループで立って、元素名と元素記号を交代で言う。
2周回ったら座るゲーム。2分間チャレンジ。
だいたい1分くらいで座り始める。
早く終わったチームは知っているのを言い続ける。
・来週元素記号の小テスト。
<身の回りのどんなものが錆びているか?>
・2分間ブレストで書き出す
自転車、ブランコ、お金など
<銅を酸化させると>
・ムービーを見て、銅が様子を解説
銅のコイルをバーナーの炎で加熱して空気中で放置すると
すぐに黒い酸化銅ができる。
・化学反応式で整理
銅 + 酸素 → 酸化銅
Cu + O2 → CuO
<酸化銅を水素で還元>
・酸素は浮気者の話
銅がいると酸素は銅とくっつく。途端に銅は黒くなる
でも魅力的なものいるとそっちにサヨナラしてしまう
銅は元のピカピカに戻る。
そしたら、生徒はそれも良いやんと。
・ムービーを見ながら、還元を解説
加熱した酸化銅コイルを水素入りの試験管に挿す
すぐにピカピカの銅になる。
同時に試験管が曇る。
どうなったのかをワークシートに書く
・化学反応式で整理
酸化銅 + 水素 → 銅 +
CuO + H2 → Cu +
ここまで書いて、一旦止める。
OがH2の方にいくので何ができるかと考える。
みんなH2Oができることに気づく。
だから試験管が曇ったのだとみんな納得
<酸化銅を炭素で還元>
・ムービーを見ながら、実験手順を解説
火力を上げないとダイナミックな反応が見られない
試験管が変形しても構わない。
・4つの分担する
A 混ぜる
B ガスバーナーに火をつける
C できた金属に電気をつける
D できた金属をこする
薬包紙の開き方や電気回路を先に組み立てておくことを説明
・実験をしながら、写真も撮っておく。
かなり強い火を当てると2分くらいで赤く光る
同時に、試験管に白い煙状のものが一気に噴出
・金属が冷めるまでの間に撮影した写真を提出
・冷めたら、電球が点灯するか、金属光沢が出るかを試す。
・みんなのベストショットで実験を振り返る。
・化学反応式で実験を整理
酸化銅 + 炭素 → 銅 + 二酸化炭素
2CuO + C → 2Cu + CO2
・石灰水の反応後の試験管は塩酸で洗うと綺麗になる。
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