【読解力を鍛える 金属と酸素の質量】
すでに銅が少し酸化していることや加熱時に塊ができる、
全体的に十分に酸素と触れ合わせられてないなどにより
うまく4:1にならない銅の燃焼実験の考察の回です。
<化学式のおさらい>
・覚えておきたい33の化学式を1分見る
・出題する2つを選ぶ
・ペアになり、交互に問題を出す
<加熱回数と質量の関係>
・銅とマグネシウムを加熱したグラフを配布
・グラフから何がわかるかを箇条書きで書く
・ペアで相互解説
・PISA調査の読解力についての解説
読解力とは、小説などの長文を読み解く力だけでなく
話を聞いて要点を理解することや図表を見て内容を把握する力
・今回はグラフを見て、読解力を鍛える授業
・ロイロノートに提出してみんなで見る
視点があると書きやすい
2つを比べる・横と縦の関係
Mgは1回目の加熱で大幅に質量が増える(←理由を考える)
ある程度加熱すると質量が増えなくなる
同じ質量を加熱してもMgの方が質量が大きくなる
<金属と酸素の質量>
・2種類の金属CuとMgの加熱実験のグラフを配布
本当は今年のデータを使いたかったが、
実験では間違えて精度の低い電子天秤を使ったので
以前のデータを使って授業をした。
・誤差が大きすぎるもの探し
大きいと判定したプロットを丸で囲む
3つや5つと答える生徒が多い
・近似線を2本書いてもう一度誤差判定
意外と7つくらい誤差が大きいというものが見えてくる
・グラフからわかることをワークシートに書く
・ペアで相互解説
・ロイロにわかることをペアで分担して提出
2つを比べる(赤色) 横と縦の関係(青色)
・みんなで提出したカードを見る
Mgの方がCuよりも酸素と結びつく量が多い
Mgの方がグラフの傾きが大きい
金属の質量が大きいほど結びつく酸素の質量も大きい
<定比例の法則>
・プルーストさんの顔をイメージしてWebで検索
イメージ通りではないという生徒が多かった
・銅:酸素=4:1 マグネシウム:酸素=3:2
・なぜこの比率になるのかを原子量から解説
・銅についてモデル図で反応の様子を表して化学反応式を書く
2Cu+O2 → 2CuO
・一家に一枚元素周期表を配布して、銅と酸素を見つけて丸印
原子量を見る Cu 64(四捨五入) O 16
・2Cuで128 O2で32 なので、銅 : 酸素 = 4:1
・マグネシウムも同様にして自分で考えてみる。
・化学分野は授業があと2回
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