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コロナの抑制に効く明治のR1ヨーグルト 日本経済新聞WEB引用

発表日:2022年11月10日

日本経済新聞WEB引用

黙っとこうと思いましたが、マスコミが忖度して動かない為、私が広めます。

OLL1073R-1株が作り出す多糖体「R-1 EPS」が自然免疫に作用、新型コロナウイルスの増殖を抑制することを細胞試験で確認

〜第76回日本栄養・食糧学会大会および第18回日本食品免疫学会学術大会で発表〜

株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)と北里大学(学長:島袋 香子)大村智記念研究所ウイルス感染制御学研究室(教授:片山 和彦)は、乳酸菌 Lactobacillus delbrueckii ssp. bulgaricus OLL1073R-1(以下、OLL1073R-1株)が産生する多糖体(※1)(以下、R-1 EPS)が、ヒト肺由来培養細胞において一般的な風邪の原因となるヒトコロナウイルス 229E(※2)、および新型コロナウイルスの増殖を抑制することを確認しました。今回の細胞試験では、R-1 EPSが自然免疫(※3)に作用してウイルス増殖を抑制したことが示唆されます。当研究成果は、2022年6月12日に第76回日本栄養・食糧学会大会、および2022年11月8日に第18回日本食品免疫学会学術大会にて発表しました。

本研究では、まずヒトコロナウイルス 229Eに対する増殖抑制効果を確認し、さらに研究を発展させたことで、新型コロナウイルスの抑制効果の可能性を見出しました。一般的な風邪に関しては、高齢者施設の入居者を対象とした観察研究において、OLL1073R-1株で発酵したヨーグルトの摂取により唾液中ヒトコロナウイルス 229Eに反応するIgA抗体量を亢進するとともに、風邪の罹患リスクを低減することを明らかにしています。これらの研究により、R-1 EPSは自然免疫および獲得免疫(※4)を活性化して、ヒトコロナウイルスの感染を抑制する可能性が示唆されます。

当社は今後もヒト試験および実験的感染モデルでの検証を通じて、免疫増強効果などを明らかにし、日常からの感染予防、健康維持増進に寄与する研究を継続してまいります。

【研究概要】

(1) R-1 EPSで刺激した免疫細胞の培養液をヒト肺由来培養細胞に加えて培養することで、新型コロナウイルス Wuhan変異株(D614G株)およびオミクロン株(BA. 5株)、ヒトコロナウイルス 229Eの増殖が抑制されました。

(2) ヒトコロナウイルス 229Eを用いてウイルス増殖抑制のメカニズムを解析したところ、ウイルスに対する感染防御に重要な働きをするインターフェロン-β(※5)(以下、IFN-β)の産生促進が寄与していることが示唆されました。

※1 多糖体:糖が鎖のようにつながったもの。菌が作り出す多糖体は菌体外多糖(Exopolysaccharides, EPS)という。OLL1073R-1株が産生するEPS(R-1 EPS)は、これまでにも免疫力の指標となるナチュラル・キラー細胞(NK細胞)の活性を高める働き、インフルエンザウイルス感染を抑制する作用など、さまざまな免疫作用が示されている。

※2 ヒトコロナウイルス 229E : 風邪症候群の原因となる4種類のヒトコロナウイルス(229E、NL63、OC43、HKU1)の中の一つ。

※3 自然免疫:人間にもともと備わっている仕組みで、免疫細胞が自分と自分以外(非自己)を認識することで、非自己である病原体をいち早く認識して攻撃する働きのこと。

※4 獲得免疫:一度侵入した病原体の情報を記憶し、再び侵入された時にいち早く対処する働きのこと。

※5 インターフェロン-β(IFN-β): IFN-βは、ウイルス増殖の阻止や感染細胞増殖の抑制、免疫系および炎症の調節などの働きをする生理活性物質の一種。ウイルスの攻撃に応答してさまざまな細胞により産生される。

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