【面白さ100倍!?】100倍面白くなる『鬼滅の刃』 解説&考察 【鬼滅の刃】

はじめに

 こんにちは、やんまーです。こちらでは、主にアニメや漫画などを私なりに分析・考察し、作品を100倍面白くするというテーマで配信していきます。記念すべき初回は、大人気作品『鬼滅の刃』をご紹介していきます。
 下記にこの記事を基に作成した動画と劇場版 無限列車編を鑑賞した感想・考察を記した記事のリンクを貼っておきますので、ぜひ、ご覧ください。

 先日、単行本22巻が発売されたので、購入していざ読もうと思ったら21巻の内容を忘れてしまっていたんですよね。そこで、21巻を読み返してから22巻を読もうと思い、21巻を読み進めていたら、あれ?これこんな感じだったっけ?と他もうろ覚えだったので、1巻から読み返すことを決意しました。
 改めて最初から読み返してみると、新しい発見があり、鬼滅の刃おもしれー!と再認識することができたので、まだ「鬼滅の刃を読んでないという方」「鬼滅の刃を知らないという方」向けに本記事を作成しました。そのため、鬼滅の刃が好きな方には少々物足りないかもしれませんが、内容を振り返る良い機会になるかと思いますので、ぜひ、最後までご視聴ください。

それでは、早速本編に入ります。本記事の構成は
①登場人物紹介
②鬼滅の刃のあらすじ
③見所ポイント3点

になります。


1.【登場人物】


 主な登場人物ですが、本作の主人公は家族思いで心の優しい少年「竈門炭治郎」。炭治郎の妹「竈門禰豆子」。臆病な炭治郎と同期の剣士「我妻善逸」。猪の被り物をしている同じく炭治郎と同期の剣士「嘴平伊之助」。この4人は鬼殺隊側ですが、一方で敵側での主な人物として、唯一鬼を創り出すことのできる鬼「鬼舞辻無惨」がいます。最低限、この5人を押さえておけば大丈夫かなと思います。
 その他に、鬼殺隊と対をなす「鬼」「鬼狩り」と呼ばれる鬼殺隊、鬼殺隊の中でも選び抜かれた精鋭「柱」が登場しますので、簡単にご紹介します。
 本作における鬼は、人間を殺めて主食として人間を喰らいます。鬼化すると身体能力が爆発的に向上し、鬼にもよりますが、軽い傷だとたちまちに回復治ります。一方で、太陽の光を浴びると体が燃えてしまったり、特別な刀「日輪刀」で首を切り落とされると消滅します。
 鬼を駆逐する組織「鬼殺隊」は、誰しもがなれるわけではありません。基本的には「育手」という剣士を育てる人たちの元で修行をし、藤襲山(ふじかさねやま)で行われる最終選別に生き残ることができて初めて「鬼殺隊」の一員として認められます。
 その選ばれた剣士の中で、更に選ばれた剣士が「柱」となります。柱はその名の通り、鬼殺隊を支える柱となっており、その戦闘力は並みの剣士の数百倍, 数千倍になります。この柱については、別の記事で解説しようと考えているので、楽しみにしていてください。
 それでは、本作のあらすじをざっくり紹介します。

2.【あらすじ】


 家族思いの心優しい少年「竈門炭治郎」は病気で亡くなった父の代わりに、母と5人の兄妹を養うために家業である炭焼きを営んで、決して裕福とは言えないながらも幸せな日々を過ごしていた。
そんなある日、いつものように麓の町へ炭を売りに行き、帰ろうとしたところあたりはすっかり夕暮れになってしまいました。それでも家には帰りを待つ家族がいるため、家に帰ろうとすると、知り合いの老人から「日が暮れると人食い鬼があたりをうろつく」と止められ、そのまま老人の家に泊まらせてもらい、夜が明けてから帰ることにしました。

 夜が明け、老人に別れを告げた炭治郎が家に帰るとそこには、辺り一面に広がる血の匂いと変わり果てた家族の姿が。突然のできごとに状況を把握できない炭治郎でしたが、唯一まだかすかに息をしていた妹の禰豆子を背負い、医者に見せるために雪山を奔走します。
 その途中で、急に禰豆子が起きたと思ったのもつかの間、いきなり炭治郎を襲い始めました。そう、禰豆子は鬼化してしまっていたのです。鬼化した禰豆子の力は非常に強く、炭治郎は禰豆子を振り払おうとしますが、身動き一つ取れない状況に陥ってしまいます。
 絶体絶命ピンチに、見知らぬ剣士が禰豆子の背後から禰豆子を切ろうとしますが、炭治郎は禰豆子を守ろうと禰豆子をかばいながら剣士の一太刀を間一髪のところで避けます。この剣士こそ、鬼殺隊の柱である「富岡義勇」です。義勇は禰豆子の方に剣を刺すと、炭治郎は禰豆子を取り返そうと義勇に立ち向かいます。結局は義勇の攻撃で失神してしまいますが、気絶した炭治郎を鬼化した禰豆子が守る姿を見て、禰豆子は特別な鬼だと認識します。
 その後、義勇は鱗滝左近次という老人の元へ二人を送ります。気づけば禰豆子はずっと眠ったままで、炭治郎は1年間鱗滝に修行をつけてもらい、かなりの成長を遂げます。最終戦別へ行く事の条件として、大きな岩を切るように言われます。しかし、半年という年月を費やしても一向に岩を切ることができず途方に暮れているところに狐の面を被った「錆兎」という少年と「真狐」という可愛らしい少女に出会います。二人に出会ってから、更に半年かけて修行を積み、炭治郎は見事に岩を切ることに成功します。
 そして、鱗滝の条件をクリアした炭治郎は一人最終選別が行われる藤襲山に向かいます。最終選別の合格条件は「山の中で7日間生き抜くこと」。藤の花は鬼避けとしても使用されており、山の入り口には咲いていますが、山の中では一切花は咲いていないため鬼が出没します。
そんな中で炭治郎は鬼を倒しながら山奥へと進むと、そこには今までの鬼の比ではない強さの鬼と遭遇してしまいます。その鬼曰く、最終選別でやってくる剣士たちを50人は食べていると言います。鬼は人間を食べるとそれに比例して強さも増していきます。更に、炭治郎は衝撃の事実を知ることになります。なんと、炭治郎が岩を切れずに途方に暮れていた時に修行に付き合ってくれた錆兎と真菰はこの鬼によって亡き人となっていました。
 過酷な修行の末に身に付けた「水の呼吸」「隙の匂い糸」を駆使し、炭治郎は一人でこの鬼の首を斬り、勝利することができました。炭治郎は鬼を倒すと必ず鬼に対して黙とうをささげます。その祈りには、次に生まれ変わる時は幸せに生きてほしいという願いが込められています。この黙とうはこの先も鬼を倒すたびに必ず行われます。
 これで、晴れて鬼殺隊の一員になることができました。この後は更に強大な敵と戦いながら、何度傷ついても、何度倒れても鬼の元凶である鬼舞辻無惨の首を斬るその日まで前進していきます。

 本作のあらすじをざっくりでしたが紹介させていただきました。結構端折っている点はあるので、実際に原作を読むかやアニメを観て頂いた方がよりキャラの心情等が読み取れるかと思います。

3.【本作の見所ポイント3点】 

 最後に本作の見所ポイント3点をお伝え致します。あくまでも私見にすぎないので、参考として見て頂ければ幸いです。私が考える見所3点は
1. 鬼殺隊VS鬼との壮絶なバトルシーン
2. 登場キャラ全員が過酷な過去を背負っている(味方も鬼も)
3. 本作一番のテーマ「繋がり」

上記3点になります。

1. 鬼殺隊VS鬼との壮絶なバトルシーン
 本作では後半になればなるほど強大な敵が出てきますが、それに比例して炭治郎たちも成長していきます。そのため、後半でのバトルシーンは鬼殺隊も鬼も互角の死闘を繰り広げます。
 また、呼吸ごとの型は様々な特性があり、これが中二心をくすぐる感じで非常にかっこよく、ここも本作の見所の一つです。
 やるか、やられるか。手に汗握る激しい展開に括目してください!

2.  登場キャラ全員が過酷な過去を背負っている(味方も鬼も)
 本作に登場するキャラの背景には過酷な過去が存在しています。例えば、主人公の炭治郎と禰豆子の場合、鬼舞辻無惨に家族を殺されています。また、鬼殺隊のエリートでもある柱たちにも壮絶な過去が隠されています。この記事では特に紹介はしませんが、別の記事で心に残るシーンとして扱おうと考えているので、そちらも楽しみにお待ちください。

3. 本作一番のテーマ「繋がり」
 作品には必ず「テーマ」が存在します。例に漏れず、本作にもテーマがあり、その点について考察していきます。一応、注意点として吾峠先生が公式で仰っていたというわけではなく、本作を拝読した私自身の考えになりますので、ご注意ください。
 本作におけるテーマ、それは「繋がり」です。例えば、鬼殺隊が使う呼吸です。実は色んな剣士が使用している呼吸はあくまでも始祖の派生であり、オリジナルなのです。呼吸の始祖とは、始まりの呼吸と呼ばれている「日の呼吸」が始祖となります。この呼吸を使用していたのは、人類史上最強とうたわれた剣士が使用していた呼吸で、あの鬼舞辻無惨を圧倒的な力であと一歩のところまで追い込んだ実績もあります。その時、鬼舞辻無惨は手も足も出ず、逃亡を図り今に生きながらえています。日の呼吸を基に、様々な呼吸が派生し、人を鬼から守る力がずっと受け継がれています。
 また、炭治郎と出会う仲間たちは炭治郎の優しさと真っ直ぐな心に刺激され、生き方や考え方に変化をもたらします。そのようなキャラクターの成長や変化に注目するのも非常に面白いと思います。そして、百年以上前の剣士たちから受け継がれている呼吸や炭治郎に力の使い方を教えた錆兎や真菰、炭治郎との出会いによって変わった仲間たちの想いなど過去から未来へ繋がって、どんなに強大な敵にも臆せずに立ち向かっていく姿が随所に描写されており、胸を打たれます。
 この「繋がり」という点を意識して本作を知ると100倍内容が面白くなります。

 ざっくりではありましたが、鬼滅の刃という作品についてご紹介させていただきました。
 動画や考察に関するご意見・ご感想を頂ければ幸いです。
 また、差支えなければチャンネル登録高評価をいただけると泣いて喜びます。
 ご視聴ありがとうございました。



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