『7つの習慣』まとめ4/4

初めに

 最終章となるこの記事を読んで頂く前に、まとめ1~3を先に読んで頂くとより内容の充実したものが得られる。

1. 第7の習慣「刃を研ぐ」

「ときに小さな事から大きな結果が生み出されるのを目にするとき、子考えてしまう。小さなことなど一つもないのだ。-ブルース・バートン」

最新再生の4つの側面
 第7の習慣は個人のPC(塗力を高める能力)である。自分自身の価値を維持し高めていくための習慣である。
 哲学者のハーブ・シェパードは、バランスの取れた健全な生活を送るための基本価値として、観点(精神)、自律性(知性)、つながり(社会)、体調(肉体)の4つを挙げている。
 「刃を研ぐ」というのは、人間を形成する4つの側面のすべてを日頃から鍛え、バランスを考えて磨いていくことである。また、「刃を研ぐ」ことは、自分の人生に対してできる最大の投資である。
肉体的側面
 肉体的側面での刃を研ぐということは、自分の肉体に効果的に気を配り、大切にすることである。
 理想的なのは、自宅でできて、持久力、柔軟性、筋力の3つを伸ばせる運動プログラムである。
 肉体的側面の最新再生の目的は、仕事をして、周りの環境に適応し、生活を楽しめる肉体的能力を維持し高めることである。
精神的側面
 精神的側面の最新再生を行うことは、自分の人生に対してリーダーシップを与える
 精神的側面は自分の核であり、中心であり、価値観を守り抜こうとする意志である。生きていくうえで非常に大切である。
 精神の最新再生には、時間を投資しなければならない。これは決して無駄にすることのできない第Ⅱ領域の活動である。
 自分の人生を自分で導くために、リーダーシップを生活の中心に置き、人生の方向、人生の究極の目的を見つめる時間を取ると、その効果は傘の様に広がり、他のあらゆるものすべてに影響を与える。
知的側面
 テレビは社会的に影響力が強く、そこから流れてくる価値観にいとも簡単に引き寄せられる。知らぬ間に強烈に感化している。
 継続的に学ぶこと、知性を磨き広げていく努力をすることは、知的側面の最新再生には不可欠である。
 日頃から知識を吸収して知性を広げていこうと思ったら、優れた文学を読む習慣を身につけることに勝る方法はない。
 一日のうちわずか1時間を自分の内面を磨くことに使うだけで、私的成功という大きな価値と結果が得られる。
社会・情緒的内面
 肉体、精神、知性の側面は、第1, 第2, 第3の習慣と密接に関わっている。それに対し、社会・情緒的側面は、人間関係におけるリーダーシップ、共感による相互理解、創造的協力の原則を中心とした第4, 第5, 第6の習慣と関係する。
 心の安定は頭と心に深く根付いた正確なパラダイムと正しい原則の自分自身の内側から生まれる。
他者への脚本づけ
 ほとんどの人は、自分のまわりの人たちの意見やものの見方パラダイムに脚本づけされている。しかし、相互依存の状態にいる人は、他者にとっては自分自身も社会通念の鏡の一部であることを自覚している。
 相手の主体性を認め、責任ある個人として接すれば、その人の本来の姿を映し出すことが出来る。そうすることで相手にも自分にもプラスになる。
最新再生のバランス
 個人だけでなく組織においても効果的に力を発揮するためには、4つの側面全てをバランスよく伸ばし、最新再生する努力が必要である。どれか一つでも刃が鈍っていたら、それが組織の効果性と成長を妨げる抑止力として働く。4つの側面すべてをミッション・ステートメントに盛り込めば、バランスの取れた最新再生の枠組みになるだろう。
最新再生のシナジー
 バランスの取れた最新再生そのものが、シナジーを創り出す。習慣には順番があるとはいえ、どれか一つの習慣が改善されると、シナジー的に他の6つの習慣を実践する力も高まっていく。
上向きの螺旋
 最新再生は、成長と変化を繰り返しながら、螺旋階段を上るようにして自分自身を継続的に高めていく原則である。
 上向きの螺旋を上るように成長していくためには、良心を鍛え、良心に従って、最新再生のプロセスを一歩ずつ進んでいく努力をしなければならない。
 上向きの螺旋階段を上るには、より高い次元で学び、決意し、実行することが求められる。絶えず、上を目指して登っていくにはさらにまた学び、決意し、実行していく必要がある。 

最後に

 以上が『7つの習慣』における具体的な行動や思想である。この本を読む前の私よりも、読んだ後の私は一回りも二回りも成長を実感することができた。
 しかしながら、読んだだけで満足せず、私の人生においてこの7つの習慣を実践し、充実した人生を送っていきたい。そして、描いた終わり方で一生の幕を下ろすことができたら幸せだろう。
 ここまで読んでくださった方には厚くお礼申しあげます。今後とも、ぜひよろしくお願い申し上げます。

やんまー

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