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【ご紹介】YANMAR VENTURES~組織の特徴~

私たち、ヤンマーベンチャーズの組織の特徴について、ご紹介いたします。


独立した意思決定構造

コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の運営形態は様々あります。グループとのシナジーを追求するため、投資委員会や投資の意思決定はCVC単独では行わず、本社の担当部門または経営層が意思決定に関与する形で運営されているCVCをよく拝見します。私たちは、投資事業有限責任組合(LPS)を設立し、ヤンマーベンチャーズがGeneral Partner(GP)、グループ会社等をLimited Partner(LP)とし、ファンドを運用しております。LPSの投資委員会はGPが行いますので、グループの他の組織からの介入なく、独立した意思決定を行なっています。最大の狙いは、機動的な意思決定を行うことですが、迅速に意思決定をくだすことができる体制が強みです。

ハイブリッド型の運営形態

他のCVCの方々と面談をさせていただいていると、社員の育成に鑑み、ジョブローテーションの一環で、一定期間、社員を他の部門からCVC配置転換し、組織運営をされているCVCが多い印象を受けます。 私たちは、独自採用人材とグループからの兼務人材のハイブリッド型の運営形態を採用しています。VC業界ではネットワークの大きさがソーシング等、活動の量・質に影響します。また、製造業の人事制度ではVCの人材獲得が難しいという問題も存在します。そのため、私たちは、グループとは異なる人事制度を導入し、プロパー人材の採用を行なっています。 また、並行して、グループ内の人材の兼務出向受け入れを行い、グループ内の知見・ネットワークの活用を促進しています。

グループとの協業の活用

CVCの特徴として、グループの他の組織との協業を促進することにより、(定義が様々ではありますが)戦略シナジーを獲得するという目標を上げられている組織も多い印象を受けます。 私たちは、投資検討の初期段階で、スタートアップとの協業仮説を作り、関与する可能性のある研究所・事業部との面談を設定し、相性をみることを行なっています。 ただ、その段階では、必ずしも、協業を追求しないことにしています。協業は開始するまでに、時間がかかることが多く、スタートアップの方々の時間軸に合わないことがあるためです。従い、すぐに協業に至らないとしても、相性を見た上で、投資の意思決定は、協業検討とは別に、進めさせていただくことにしています。 また、反対に、投資のウインドウが開いていないスタートアップの方々からのお話もお受けするようにしており、協業のみの問い合わせに関しましても、対応させていただくようにしております。

詳細は、私たちのウェブサイトもご覧ください。