きっと、誰か見ててくれる

 一人暮らしの準備と会社の大きな案件と資格試験で全然気持ちも体も落ち着かなくて、今週も先週もくたくたになってしまった。毎日仕事の調べ物して、上司に報告して、家帰って資料作って、もーう本当に疲れた…。

 そして私もとうとう部下を持つことになって一人ずつ面談した。二人とも同じ業務を担当する女の子。部下指導なんて私にできるかしら、と思いつつ、まずは二人がどういう子なのかを知ろうと思っい、色々聞いてみる。

 一人目の子は20代後半、見た目ほわほわしていてかわいらしいけれど、話した感じではかなり上昇志向があってプライドが高いタイプ。こういう子はこうしろああしろいってもたぶん聞かないタイプだと思うので、彼女のやりたいようにやらせてみよう。本当に困ったときだけさりげなく助け舟を出してみるのがいいかな?

 二人目の子は20代前半、真面目で優等生タイプ。勉強家のようで、知識は豊富だが、それをわかりやすく顧客に話すことができない様子。まずはその豊富な知識を褒めてあげて、こう話したらいいんじゃないかな?って実践で見せてあげようと思う。一回やり方を覚えてしまえばこういう子は早い。とりあえず今は丁寧に教えてあげよう。

 意外と部下指導に私の勝手な分析癖が役にたつかもしれない。そしてこうやって考えているうちに、私が好きな先輩や上司は私の扱い方がうまかったんだなぁ、と今になって思う。私は受け身で自分に自信がないから、具体的な指示とか、ちょっとしたことを褒めてもらえると、びっくりするくらい頑張れる。だからそれを見抜いた上司は私に対する指導が的確で、私をうまいこと利用してたと思う。

 何も言わなくてもできる子は勝手にできるし(ただし行き過ぎないようにブレーキは必要だけど)、私のように受け身な子は扱い方によってはものすごい才能を発揮することがある。部下指導をするときに、私もその子にあった指導ができるようにこれからも分析癖を強化していこう。

 こんな偉そうなこと言ってるけど自分自身の実績はいまいちなんだよなぁ。そしてまだまだ勉強不足なのを日々痛感している。

 でも私自身辛いことやもうだめだ、と思うと必ず誰か見てくれるし、誰かが助けてくれたり、手を差し伸べてくれる人がいた。これからは、私がその見てくれる「誰か」になって困っている後輩たちに手を差し伸べていけたらいいな。

 なんかきれいごとばっかり言ってるな。でも最近落ち込むこととかがっかりすることが多かったから、希望くらいは持っておかないとね。

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