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ぞなもしカレー日誌

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カレーを食べなかった人間のカレー研究
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#ぞなもしカレー日誌

ぞなもしカレー日誌#12 松屋のカレーがなくなると聞いて、慌てて家で朝カレーをした。

ぞなもしカレー日誌#5 『年越しそばと人生についての2、3の事情』 〜地元のカレー中華〜

なぜか毎年、年末になると地元であるカリスマの街大阪に帰っている。 行きの新幹線とか帰省のお子らの奇声が飛び交っていて、ちょっと疲れる。指定席でこんな状態なのだから、自由席はどれほどの地獄なのであろうか。私がお釈迦様なら戯れに蜘蛛の糸を垂らしてみたいものだ。にょほほ。と思っていた。 新大阪についた頃には、腰はバキバキであった。 で、31日になると、地元の友人たちと飲みに行くのが恒例である。ここ2年ほどは「ガキの使い」をついつい見てしまい、遅刻していたが、今回は発奮して、ち

ぞなもしカレー日誌#4 『レトルトカレーは300円が至高』 〜神田マンダラのビーフマサラカレー(レトルト)〜

レトルトカレーは300円が至高だと思う。 レトルトカレーは安いものなら100円からあるが、まあ、100円のやつはよく食べるカレーの味しかしない。 そもそもカレーを食べない私がわざわざ面白みのないカレーを食べたいと思うことは少ない。 なので自然と100円以上のちょっとオリジナリティのあるカレーを買うことが多い。 で、レトルトカレーの中にも高級なものも増えてきて、1000円近くするものまである。 しかし、1000円のレトルトカレーを買って、不味かったら、庶民の私は憤怒のあまり、半

ぞなもしカレー日誌#3 『人は皆、そば屋のカレーを頼みがち』〜立ち食いそば屋のカレー〜

立ち食いとか立ち呑みは嫌いではない。 というか、そういうものに少し憧れがあったかもしれない。 学生時代に読んだ町田康の小説には、立ち呑み屋や立ち食いうどん屋がよく出てきた。 小説にも出てくる天王寺駅周辺のごちゃっとした場所には、うどん屋や立ち呑み屋、大衆居酒屋がいっぱいあって、背伸びしたい年頃の自分にとっては、怖さもあり、興味もある世界であった。 ふらりと小馴れた風を装って、暖簾をくぐるが、店のシステムなど全く知らないので、おばちゃんの言葉がまるで男と女のラブゲームの如く、裏

ぞなもしカレー日誌#2 『カレーを食べない人がカレーを食べ始めた理由』〜ヤマモリのプリック〜

私はカレーが嫌いである。 というか、積極的に食べてこなかった。 なぜか。 カレーに親でも殺されたのか。 そんな事はない。 母親のカレーが不味かったのである。 なので、子どもたちの大好きな食べ物の1位か2位のカレーライスが、自分の中では順位が下の方の食べ物なのである。 他のお子たちが、「今夜はカレーよ」と言われて、裸で小躍りしている所で、私は猿のような顔をして拳を握りしめていた。 恐るべき子どもであった。あんふぁんてりぶると言っても過言ではない。 ちなみに、ハンバーグも嫌いであ

ぞなもしカレー日誌#1 『富士そばとかいう名店』〜富士そばのミニカレーセット〜