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【慶余年(時代劇の中国語)】「心を鬼にする」はどう表現する?

中国時代劇『慶余年』1シーズン第2話「狙われる理由」の会話中に出てくる「心を鬼にする」という表現を学習します。

【第2話の会話シーン】
范(ファン)家の家職(家事を取り仕切る役職)の周という男が都から派遣された刺客と共謀し、主人公・范閑(ファン・シエン)殺害のため、その食事に毒を盛ります。しかし、范閑暗殺計画は失敗し、周は范閑の祖母の前に引き立てられます。そこで祖母は范閑に対してこのような台詞を述べます。
 
【日本語】
「范家のためには、非情にならないと。
閑や、教えを覚えておきなさい。大人になれば、心を鬼にすることも必要よ。」
【中国語】
“为了范家,不能心软
“Wèile fàn jiā, bùnéng xīn rǔan。
闲,道理你要记住,长大了,要学会心狠。”
Xián,dàolǐ nǐ yào jìzhù,zhǎngdà le, yào xúehuì xīn hěn。”
 
「心软(xīn rǔan)」は「気が弱い,情にもろい」という意味です。「不能心软」は「心软」とは逆の意味、つまり「非情」となります。「心狠(xīn hěn)」も「心软」とは反対の意味で、「むごい、残忍」つまり「心を鬼にする」という意味です。

祖母は上のような台詞を述べた後、屋敷の家人に「周の脚を降り、漁船に放り捨てる」ように命じます。

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