パチンコ店の清掃バイト①
成人式を半年後に控える私は副業をしようと決断した。
理由は本業だけでは金が足りないから。
「転職しろよ」と思うが居心地が良くてサボれるし、今となっては退職しなくて正解だったと思う。
だが、この記事を書いて思う。
この会社に入らなかったら副業なんてしなかっただろう。
副業を始めた経緯
新卒で入社して早々に歓迎会のBBQが開かれた。協力業者や議員の方も来て、盛大に行われた。
その協力会社の一人が社会人ソフトボールチームの監督をしており、野球経験者の私を誘ってくれた。
もう野球はしないと決めていたが、さすが営業マン。社会をしらない18歳は簡単に丸く収められソフトボールチームに入ってしまう。
このソフトボールチームでジャッキーさんに出会う。
(ジャッキーチェンに似ているから。)
ジャッキーさんは副業として閉店後のパチンコの清掃をしており、ナイターソフトが終わると作業着(と言ってもエプロン)に着替えていた。
最初は何とも思っていなかったが、20歳になるあたりから興味をもつようになった。社会人として落ち着き、まわりが見える余裕が出てきたころだろう。
まだ20歳だし、友人にWワーカーなんていなかった。とはいえ本業仕事だけではお金たりないし。。。
なら転職しろなんて言われたが、人生でバイトしたことが無い私はとても「アルバイト」に憧れがあった。
月日が経ち、ソフトの試合後
グランド整備中にジャッキーさんへ「副業やりたいです!!」と伝えたら、担当者に話すよとあっさりだった。
それから数日して「面接するから来て」との電話があり、当日行くと簡単な説明があっただけだった。
去り際に「じゃあ来週から来て」とトントン拍子で決まった。
ドキドキとワクワク。
面接が終わってパチンコして帰った。タコ負けした。