大嫌いだった地元・名古屋を好きになったワケ
自分は生まれも育ちも愛知県名古屋市。両親も名古屋出身で、祖父母の家も名古屋だ。
そう、純・名古屋人である。
そんな自分は名古屋が全然好きではなかった。むしろ嫌いだった。都会だけど中途半端なところや、見栄っ張りで横柄な態度の人が多いところ、下品な方言、そしてなにより、、、
なんにもない!!!なんにも!!!
だから自分でお金を稼ぐようになってからはたくさん旅へ出た。少しでも名古屋を離れるために。月に一度は飛行機か新幹線に乗って全国を飛び回っていた。
旅を重ねる中で、心ときめく場所に出会ってしまった。
沖縄県の慶良間諸島にある、座間味島に。
この島のすべての景色が美しくて感動して、座間味島に魅了された。気づいたら一年で4回も行っていた。笑
ある時、こんな考えが頭に浮かぶ。
「え、もう住んだ方がコスパ良くね?名古屋出たいし」
思い立ったら即行動タイプなので、4年勤めたアパレル企業も即退社。
「こんな街二度と戻ってくるか!」
酷いけどこんな気持ちで名古屋を出た。(友人と家族は大好きだったから、それだけは寂しかった)
大好きな座間味島では充実した生活を送っていた。美しすぎる海と大自然、ユーモア溢れる楽しい人たち、観光地に住んで働く新鮮さ。当時の自分が望んでいた幸せがすべてあった。
座間味島で理想の生活を送る中で、こんな気持ちが芽生えた。
名古屋恋しいな〜
びっくりした。あれほど名古屋に対して嫌悪感を感じていた自分がこんな気持ちになるなんて。
離れてからこそわかる名古屋の良さがあった。
なにもないって思ってたけど、
蓬莱軒のひつまぶし、味仙の中華料理、はなびのまぜそば、美味しいごはんがたくさんあった。
なんでも揃うユーモアタウン・大須商店街、東海地方が誇る大都会・栄、名古屋を代表する超ディープタウン・今池、おしゃれなお店が多く並ぶ・新栄、下町風情漂う港町・名古屋港、楽しくて魅力溢れる街がたくさんあった。
自分が名古屋の良さに気づこうとしていなかっただけだった。
都会だけど中途半端なところは、「住みやすくてちょうど良い街」
下品だと思ってた方言は、「唯一無二の独特な表現方法、なんだか可愛らしい言葉」
見栄っ張りで横柄な態度の人が多いところは、全然好きになれてないけど。笑
座間味島に住んでいた4年間で名古屋にたくさん帰省した。その度に名古屋をどんどん好きになった。
名古屋に帰ってきて、2年。今は名古屋の良さを感じながら日々暮らしている。名古屋が地元なことに誇りを持っているし、名古屋人に生まれて良かったと心から思っている。
大好きな座間味島が名古屋を好きにさせてくれた。座間味、ありがとう。名古屋、ありがとう。
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