ゆずアリーナツアー備忘録

初めて書くnote。ライブの感動と興奮を忘れないように書いておきたい。私は岩沢厚治の声や世界観が好きだ。それなので、どうしても岩沢寄りな視点になるのをお許しいただきたい。

3月26日(土)さいたまスーパーアリーナを皮切りに、8月3日横浜アリーナまで4年ぶりの全国アリーナツアーが始まった。
ツアー初日や最終日が好きな私だか、今回は3月27日(日)が私の誕生日だったので迷わずこの日にした。
4年ぶりのさいたまスーパーアリーナ。
高校からの親友と私の家族4人の計5人(うち2人幼児)、初めて子連れでのライブ。今回のツアーから託児所が設けられ子ども1人につき2200円で利用できる事になったが、私は預けても泣いてるかもしれないとか考えてソワソワしそうだったのでチケットは購入したけど利用せず。実際に預けた人はどのくらいいたのか、利用された方の感想も聞いてみたい。
開場時間は14:30。あまり早く入っても子ども達が飽きるので少し遅めに入場。チケットは当日まで受け取っていなかったので、見てびっくり。200レベル(いわゆる1階スタンド席)1列目。そして、私の大好きな岩沢さん側。親友と興奮しながら席につく。目の前には岩沢さんが立つであろう場所がそこにはあった。遮るものは何もない。
ゆずのライブで恒例となりつつあるダンスタイム。開演前からレクチャービデオが何度となく流れる。5歳の息子も完璧にマスター。かわいい…
開演時間16:00。ラジオ体操からゆず登場。
特別な演出はなく自然に歩いて立ち位置へ。
新曲「君を想う」いきなり未発表の新曲からくるところが憎らしい。映像も綺麗に仕上がってて、最近のゆずらしい。そして今回のアルバム「PEOPLE」から「NATSUMONOGATARI」。桜木町のアフターソングとして作られたけど、私はこっちの方が好きだったりする。ゆずっぽさはないけど、単純にかっこいい。そして、懐かしい曲「歩行者優先」「手暗がりの下」と続く。岩沢さんのハイトーンボイスをしっかり堪能。「手暗がりの下」はテンポが速いしハープもあるので岩沢さん忙しそうに笑ってる。
MCを挟み、ステージから両サイドに伸びた花道を通って目の前にあるサイドステージへ。肉眼で表情も見える距離で「雨と泪」「六角形」と2曲を唄う。「六角形」は岩沢ワールド。『きらいじゃない 好きでもないけど』←ここが私の萌えポイント。これが岩沢厚治よ。センターステージに戻り「風信子』(iPhoneの変換では出ない)。モニター画面にはサンドアートで描かれる物語。個人的にはちょっと前に流行ったなぁーなんて感覚。色々駆使してるな、と引き気味で見る。続く「あの手この手」ではいつかのツアーと似た演出。開演前に練習したダンスを踊りながら、ハンド君というキャラクターに扮した北川さんとじゃんけん対決。観客から選ばれた3人がモニターに映し出されて最後に残った1人に特製キャップをプレゼント。観客を巻き込みながら盛り上がる恒例の演出。ゆずのライブは観客がこのようにモニターに映し出される事が多い。ファンと一緒に楽しみたい、という気持ちの表れなのだろう。でも、個人的にはその選ばれたファンとゆずが絡む姿を見ても、そこに自分が参加している感覚がない。選ばれなかったファンとして、選ばれたファンを身近に感じたりはするがその間ゆずは自分には背を向けている。選ばれなかったファンの僻みと言われればそれまでだが。申し訳ない。
「花咲ク街」を唄い終え、換気タイム。ちょうどいい休憩タイムとなりありがたい。
換気タイム明けにきた「奇々怪界」。初めて聞いた時はどうしたかと思ったが、新しい岩沢ワールドに私は興奮した。まさに『なんだこれ、凄いぞ!』。モニターの演出はチカチカして好きではなかったが、岩沢厚治が唄い上げる新しい世界。彼が唄えば何でもいいのか!そういうことだ!と自問自答しながら、言葉遊びを堪能し男臭い岩沢厚治に心躍った。北川さんが岩沢さんの魅力を最大限に引き出したという「まぼろし」。それに対してこの曲は新しい岩沢厚治を引き出してくれた。あの曲にアコギで存在している彼の姿が堪らなくかっこよかった。興奮したのか、次の「LAND」はあまり入ってこなかった。
ゆず25周年クイズを挟んで、反対側のサイドステージで「サヨナラバス」「からっぽ』を熱唱。懐かしい。ここからは眠くてグズグズの娘を抱っこしながらで疲れた記憶が大半を占める。そんな中、「虹」の次にMCで幅広い年齢層を確認していった時の事は鮮明に覚えている。10歳以下の人で息子が手を挙げた際、きましたよ!完全に岩沢さんから視線と指差し頂きましたよ。私に向けられる事のない岩沢厚治の指。息子よありがとう。感動に浸りながら「イロトリドリ」「公私混同」と唄い、ついに「夏色」。ステージを飛び出し、セットに乗ってアリーナを回る演出。これもまた最近の恒例となっている。1列目ですもの、肉眼で全く問題なし。この曲のみ写真撮影可能(動画不可)だったけど、しっかり目に焼き付けたくて写真は旦那と親友に任せる。あっという間に目の前を通り過ぎた2人。センターステージに戻ってサビから恒例の『もう一回!』コロナ禍で声が出せないので、『もう一回!』が書かれたうちわを振る振る振る…。なかなかシュールな時間で面白かった。
最後は「ALWAYS with you」。これは賛否両論あるのではないだろうか。言葉として伝えたい事はよく分かる。ただ、2つの楽曲を組み合わせてしまう事で何とも中途半端感が否めなかった。「with you」に関してはキーも下げて岩沢さんに優しくしていたので安心だったが、あのハイトーンボイスを期待したファンも一定数いたようだ。
今回はアンコールなしで、コンパクトにまとめ上がった。コロナ禍でのライブは批判も多い。それでもオンラインでは得られないあの独特の空気、熱量。行って良かったと思う。あれ以来、5歳の息子は「なんだこれ凄いぞ!」と連呼する日々。高校生で出会ったゆず、結婚して子どもを連れて会いに行く。そんな事がいつの間にか現実になったんだと月日の流れを感じながら、ゆずと共に歩んできた人生を誇りに思う。これからも私の人生にゆずあり。

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