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【10月アップデート】電子契約の導入効果を高めるWebhook機能

Webhook機能をアップデートしました

2022年10月25日、Webhook機能をアップデートしました。アップデート内容は以下になります。

1.Webhookの通知先のURLの設定が20個にこれまで通知先URLはチーム/組織ごとに1つのみでしたが、最大20個まで設定可能になります
2.新たな通知タイミングの追加これまで「締結完了時」「取り消し・却下時」のみだったWebhookの通知タイミングに「メール不達時」が追加されます
3.これまで「締結完了時」「取り消し・却下時」の両方がWebhookの通知タイミングとして設定されていましたが、通知タイミングをお客様にて選択できるようになります

https://www.cloudsign.jp/info/20221025_new_feature/

Webhookと電子契約の可能性

Webhookとは下記のような仕組みです。

Webhookとは(略)、Webアプリケーションでイベントが実行された際、外部サービスにHTTP で通知する仕組みです。
(参照)「コーディングなしで超簡単!kintoneのWebhookでGmailに通知する」-cybozu developer network

Webhookって何?を子どもでもわかるように描いてみた | kintone hive online

つまり、クラウドサービスで発生したイベントを他のWebサービスに通知する仕組みと解釈できます。
実はこれ、クラウドサインのような電子契約との相性がとてもよい機能です。

業務における契約の役割

「契約」は締結したタイミングから、債権や債務が発生し、その後の「請求」といった債権の回収業務や、「制作」「納品」といった義務を履行する業務へ続いていきます。
紙の契約では、締結が完了したタイミング、つまり債権・債務が発生したタイミングがリアルタイムにわかる手段がありませんでした。
しかし、電子契約が登場したことで、これらをリアルタイムに把握することができるようになったのです。

契約発生の可視化・デジタル化にこそ電子契約の価値がある

電子契約には「ペーパーレス化の実現」「リードタイムの短縮」といったメリットがありますが、この「契約関係の発生のリアルタイムの把握」にも大きな価値があると個人的には思っています。

それを支援するのがWebhook機能です。クラウドサインではWebhookによって、締結が完了あるいは却下のタイミングでWebサービスに通知を送ることができました。

連携例① チャットツールとの連携

たとえば、「締結が完了したタイミングでチャットサービスに通知する」ということが可能です。受注後に役務が発生するようなサービスの場合、受注した事実を即座にチャットで確認し、関係者がスピーディに業務に着手することができます。制作関係の役務であればプロジェクトメンバーがアサインされ、プロジェクトが開始するイメージです。

LINE WORKSとクラウドサインの連携事例

連携例② 業務支援ツールとの連携

またチャットのようなコミュニケーションツールではなく、SFAやプロジェクト管理ツールのような業務支援ツールとの連携とも相性がよいです。
業務支援ツールの場合、それぞれの案件でステータスが管理されていることがあります。Webhookの通知を受けて、そのステータスを更新するという実装が可能です。
例えば

商談を管理するオブジェクトで、
締結した瞬間にステータスを「受注・締結済」といったステータスに更新

案件を管理するオブジェクトのレコードを自動作成しプロジェクト開始

プロジェクトが完了
検収書を締結したタイミングで「検収済」というステータスに更新

請求管理ツールで請求を自動実行

といった連携も実現でき、業務の自動化の起点となることができます。
例えばクラウドサインで提供しているkintone 連携「クラウドサイン MAKE」では、Webhookを使ってkintoneのステータス更新を行うことができます。kintoneのようなローコードアプリケーションやiPaaSのようなノーコードインテグレーションツールを利用するとこういった業務も簡単に組み立てることができます。

kintone連携のイメージ

契約の電子化メリットを最大化するWebhook

電子契約を導入するメリットは単純にはんこや紙がなくなることだけではありません。契約という業務と業務の接点になっている業務を電子化することで、業務と業務をシームレスに繋げることが可能になります。
クラウドサインではWeb APIでの自社開発はもちろん、100を超えるプロダクトパートナーの皆様が、ワークフローツールやCRM、チャットサービスといった様々なツールとの連携を公開しています。

今回のWebhook機能のアップデートは、通知トリガーが1つ増え、選択肢が増えるという内容ですが、さらなる拡充も検討しています。
これからクラウドサインで電子化を検討されている方からすでに導入済の方まで、Webhookの活用もぜひ視野に入れてみてください。

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