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因習村ですらない田舎

因習村ってなに?笑 どうしたらそうなるの?って思ったのがこの記事作成の理由です。
ちなみに私はそんな馬鹿な慣習するわけねーだろwって映画とかみて変な動きするを人たちに思ってます。

自分は前にも書いたとおり田舎で生まれ育ちました。
自分の故郷も田舎だけどすぐ近くに都会が隣接していたので、そこまで不自由ではありませんでしたね。
本屋とかコンビニとかはあったし、何もないといえば何もないけど暮らせるくらいのお店はあったよ!

しかし、私の母親の故郷はめちゃくちゃクソ田舎で本当に何もありません。
本屋、カラオケ、スーパーすらもなく農協がギリギリあるくらい。
新聞配達?もちろん無理です。
農協に1週間分くらいまとめて届けられてそれを取りに行って手に入るような形。
幼少期よく連れられて遊びに行っていましたが、近隣に家は3軒ほどしかなく隣家とも呼べないほどの距離があいて次の家があるような状態。
ちなみにのちのち確認したところ祖父母の家も含めて4軒しかないのにそのうち3軒親類だった笑
実質ご近所さんは1軒!!!
中学校はギリギリあるけど、高校になるともはや通えません。
その地域に住む高校生は少し先の市に引っ越して一人暮らしです。
仕事は主に農業と牛とか鳥とか。まぁでも使いみちそんなにないけど広大な土地を持ってて自給自足半分くらいの食生活で野菜とか牛乳売っていたら普通にうちの親より金持ちでしたね。今はもうやってないらしいですが、一応はクソ田舎でも人は暮らせるのです。
都会の人が移住すると絶対きついですが、まぁ田舎で生まれ育った私は意外と何もないところでも生きていけたり。ゲームしたり本読んだりね。
遊びにいくところもないからいつもゲーム持って遊びにいってましたね。
うちの母親はリアルSDっぽいので子供が暇するとか何も考えていないのでいつもおとなしくしてなさい!って言うけど準備はしないタイプだったので親戚の家に行くのはまぁ正直苦痛でしたね。

前置きが長くなりました!!

去年流行った某げっ!ってなりそうな映画をオタクのわたしはXのフォロワーさんに影響されて観たのですが、みんな因習村!横溝さんを思い浮かべるような重厚なストーリー!って言ってましたね。
(映画とっても面白かったのでまだ見てない方はぜひ!)
因習村ってなんだよwってのはここで出てきました。
ちなみにわたしは金田一耕助シリーズがわりと好きでkindle unlimitedでたまーに読んでるんですがストーリーはたしかにいろんな人間関係が入り組んでる&この人実はみたいな展開が多くて普通に面白いです。
そもそも因習村ってなに?って気になって調べたらどうやら昔からの慣習を続けている村っていう感じなんですかね。まず都会では無理。
人が入れ替わるようなエリアでは続けられないですよね。
まず人がなかなか入れ替わらず代々その土地に住む人が多い田舎っていうのが前提になってくるなと。

ではうちのばーさんの家(母方の祖父母、以降この記載でいきます)はどうなんだろう?って。誰がどう見ても田舎。
なにかしてたっけなぁと思いだしたらそういえばどっかの時期に山の神様にお参り~みたいなのでみんなでお参りしたくらい?

ちなみにばーさんの家は仏教徒ではなく神社の系列なので冠婚葬祭は神主さんが来ます。白い紙みたいのがついた棒でお祈り?してくれるやつ。
神道だったらアニミズムだったはずなので山の神様にお参りだったのか?ってふとひらめきました。あってるかは知りません笑
いたって普通の慣習でしたね。神棚にお神酒を置くような感じの。
ここまできてお前のばーさんたち何かいかれたことしてねーの?ってなった人すみません。
本気で何もありませんでした。

そもそも人がすくなくて金田一もげ〇げに出てくるようなすぐ近くに複数人住んでるような村ですらない。歩いていて村人に遭遇しません。
金田一の八つ墓村のように万一村人を襲うような事件があっても隣の家が遠すぎてそもそも無理。走っていけるような位置に1軒とかしかないですw

そう、村って名前だけど村にもなってないような人がまばらにしか住んでないエリアにみんなでするような慣習はない。そもそも誰住んでるのか知らないレベルで家が離れてる。

まぁまず、都会から来た人はこれが村とも思わないでしょう。
山や森の中に人が住んでるな~みたいな。

車も全然こないので道路で遊ぶのも余裕。
いとこたちとしょっちゅう道路で遊んでましたw
歩いてなんて移動できない。車必須です。
そもそも車がないとたどりつけもしない。当然電車なんてないし、バスもない。タクシーなんか論外です。タクシー会社なんて存在しないYO!!!!

因習村にすらなれない田舎だったなと。

個人的にたどりついた結論↓
因習村になるためにはある程度の範囲に一定数の人が住んでて共同で信仰できる神様みたいなのがないとお話にならないですね。
なりたいとも思いませんが、そろっちゃうと今でもやってるところあるのかね?
因習ってきっとその行為に何らかの意味が本当にかつてあったものなのかなと思いました。これをしたら救われるみたいな。偶然みたいなのが多そうですが。カルトみたいなのとはまた違ったぞくっとする習慣。

変な慣習が残るとこはどこかで新しい風が入ってきて集落自体で辞める、もしくは人がいなくなり切って集落自体がなくなるとかしないと誰か一人が辞めようってなっても難しいのかもしれないね。

げ〇げを観て、最近久しぶりに八つ墓村を読んでふと思ったことを書きました。

■早死にの家系なのでおばあちゃんが亡くなってから行くことはなかったけど、よい田舎でした。自然しかなくてとても綺麗。
都会から若者が来たら襲う側になるんじゃないのかってくらい山奥の村(笑)サイレンとかね。鎌持って追い回す側で出演になるような立地w
良い思い出でした。


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