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今月の野鳥(JB2015年12月号)

「彼らは恐れつつ飛んで来る。小鳥のようにエジプトから/鳩のようにアッシリアの地から。わたしは彼らをおのおのの家に住まわせると/主は言われる。」(ホセア11:11)

冬鳥の中で最も身近な種に鴨があります。イスラエルの土地でも、湿潤な池がある地域では、日本で最も数が多いマガモなども見られるようです。しかし、聖書の中にはこの鴨たちは現れてこないのです。数も多く、目立つ彼らが出てこないのは、なぜなのでしょうか。さて、写真はパンダのような色立ちで人気のあるミコアイサという鴨です。オシドリなどもそうですが、この鴨は特に、神様の造形の妙に驚かされます。
(撮影2015/1/9千葉県市川市にて)

ミコアイサは秋渡ってくる鴨の中でも、比較的後半に渡ってくる鴨でしょう。なので、オスはすっかりパンダガモのニックネームのように白黒に彩られて姿を見せることが多いように思います。1980年代に出版された日本の探鳥地777という本には、ミコアイサの代表的な探鳥地として佐鳴湖があげられています。ここは、浜松市の浜名湖の傍にある湖で、2013年の正月に行ってみたことがあります。沢山のミコアイサを期待して出かけましたが、その年は4羽のオスでした。最近は1羽いるのがやっとのようです。開放的な湖面で素敵な場所でしたが、鴨の減少はどんどん進んでいるようです。そうかと思うと皇居のお濠にある時期滞在していたり、都市部の公園でも見かけることがあり、私がMF(My Field)にしている長浜公園でも2012,13年にメスのミコアイサの観察記録があります。

下に2枚の写真が貼ってありますが、上の写真は最初の投稿時の写真、2枚目は最終稿の写真です。上の写真は印刷会社から暗くあまり向かないということで、急遽下の写真にすり替えしたものです。どちらも同じ日に撮影したものです。


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